ロコモーション
この曲は、私のとって思い入れのある年にヒットしているポップスです。一番最初にこの曲を認識したのは、洋楽聴き始めのころである中学1年生の時でした。そう、オリジナルではなくグランド・ファンク・レイルロードによって爆発的にヒットしたバージョンで知ったのでした。当時、月刊平凡や明星の歌本の洋楽ページにも載っていたのを鮮明に覚えています。このグランド・ファンク・レイルロードによるヒットで確かに鮮明に曲を意識したのですが、この時どこかで聴いたことがあるなという感覚はうっすらありました。それは、オリジナルのリトル・エヴァ版がやはり爆発的にヒットしたのは私が生まれた1962年のことであり、そのヒットがあまりにすごかったため様々なアーティストたちにすでにカバーされていた事にもよるのでしょう。さらには、この曲の特性(非常に楽しい童謡的魅力)によりすでに子供番組などの歌コーナーで歌われていたのではないかと思っています(このへんはっきりした記憶がないのですがピンポンパンとかNHKの子供番組とかで歌われていたような気もします)。
- Grand Funk Railroad - The Loco-Motion
1974年とにかく流行ってました。でも、この動画、自分の記憶にあるロコーションとイントロが違うような気がするんだけど他にもバージョンがあるのでしょうか?もちろん最初に聴いたときにはGFR自身の1971年日本での伝説のライブの事は知りませんでした。このヒット曲のおかげで、年上の従兄弟にいろいろ伝説のライブのことや彼が当時好きだったツェッペリンとかまで音楽がつながることが出来るようになった思い出深いポップスです。
- Little Eva - The Locomotion
オリジナはフィレスレーベルでも活躍した、夫婦作家ユニット(当時)のゴフィン&キングです。オリジナル歌手リトル・エヴァのデビューに関しては有名な逸話がありますよね。ゴフィン&キング夫妻のところで住込みのお手伝いさんあり、彼女が掃除をするときに機関車のような動きの真似をしていたのをヒントに作曲されたそうです。当初ツイストで有名なチャビー・チェッカーに提供しようとしていたところを拒否されたため、ゴフィン&キングの自分たちのレーベルで発売することになりその時にエヴァを起用することになったそうです。上記GFR版がヒットしたときには作曲のキャロル・キングの「つづれおり」をリリースした頃であったため、GFR版の大ヒットは「つづれおり」のヒットにも影響したと言われています。
- ロコモーション(The Loco-Motion) / 伊東ゆかり
日本では翌年の1963年に伊東ゆかりさんによってカヴァーされいます。訳詞:あらかわひろし。この日本語歌詞故にその後の子供番組での起用もされているのではないでしょうかね。子供番組バーションも入手したいです。
- Sylvie Vartan Locomotion (1962 Scopitone film) Melody Full
オリジナルと同じ年ですから直ぐにカヴァーされたのですね。また、このPVのバルタンも可愛いし面白いですね。やはりいい曲はカヴァーが多いです。
- The Chiffons - The Locomotion
ナイアガラ的にも重要な位置づけのガールズグループであるシフォンズもカヴァーしています。
- Samp: Gs Rp - Facción "Mercenarios".
ちょっと面白い動画見つけました。前半部がEmerson, Lake, Powell[ELPと表記してはいけない(笑)]によるプログレ版ロコモーションです。後半はGFR版。1986年のこのバージョンの存在は知りませんでしたがなかなか面白いです。
- 20100315 SXS - THE LOCO-MOTION
これは記憶に新しい、CMでも使われたSMAPバージョン。