円楽のプレイボーイ講座12章
なんか紹介せずにはいられないこのアルバム、カッコいいのか、かっこ悪いのか?判断が難しいです。曲はめちゃくちゃカッコいですけどね。今聴くと完全にナレーション部分はお笑いなんですが、単なるおバカな笑いではなく円楽が語っているかと思うとおかしい面もあり。内容的にも真面目に捉えすぎると笑えることもあり、それでいて微妙にオシャレなんですね。このカテゴライズ出来ない雰囲気がたまりません。これをオシャレとするのは聴く側のシチュエーションや精神性に依存するような気がします。
前田憲男とプレイボーイズの演奏が素晴らしい、なんか力の抜け方がいいです。
前田憲男とプレイボーイズ
前田憲男(Pi.)
沢田駿吾(Gu.)
村岡健(T.Sax)
伏見哲郎(Tr.)
原田政長(Ba.)
日野元彦(Dr.)
なんか全体的に昔の安っぽいドラマをみているようで楽しいのですが、その言葉の端々にひっかかる部分も。
- 第1章 女 [サニー]
「プレイボーイの全ては女である。女…この世の中で君の全てを投げうつに値する唯一のもの」 - 第2章 ギャンブル [タブー]
「人間には二つのタイプがある。人に騙されるタイプ、人を騙すタイプ。プレイボーイたるもの後者でなければならない。」 - 第3章 酒 [サマー・ワイン]
「酒に飲まれろ、飲まれてもまだ、プレイボーイの行動を本能的に取る、それでこそプレイボーイ」 - 第4章 ファッション [ブルージーンと皮ジャンパー]
「ネクタイに合わせてスーツを作る心構えをもて、流行を追いかけろ」 - 第5章 車 [ムスタング・サリー]
「プレイボーイにとって車など単なる小道具にしか過ぎない。車を運転しながらキッス出来るのは彼女を愛していないからだ」 - 第6章 セックス [モア]
「セックスは頭脳でなく肉体である、セックスについて聞きたかったら君の肉体に」 - 第7章 ダンス [ダンス天国]
「ダンスはスポーツではない、ダンスはセックスへの前戯だと思え」 - 第8章 音楽 [貴女と夜と音楽と]
「女がいなくても一晩中耐えられる音楽を好むべきだ、ただし、女のいる場合は女の好む音楽を聴くべきだ」 - 第9章 スポーツ [ジ・イン・クラウド]
「プレイボーイにはスポーツを必要としない。なぜならば、余計なことで体を動かしたくない」 - 第10章 ビジネス [イエスタデイ]
「ビジネス、女いっぺんに熱中しよう。成功者に女はつきもの歴史が物語ってるではないか」 - 第11章 話術 [サウンド・オブ・サイレンス]
「女を口説くのに多くの言葉を必要としない。女を口説くときは何を言うかより何処で黙るかの方が難しい」 - 第12章 エチケット [イパネマの娘]
「プレイボーイたるものいかにうまく分かれるかが肝心。では別れの言葉をひとつ『別れなければ、君、また逢えないじゃないか』」
ジャケット素敵