NHKの少年ドラマシリーズ『怪人オヨヨ』

昨日の藤田まことさんの件で、小林信彦さんを思い出しての連想です。「てなもんや三度笠」も終了し、大阪万博も終わった70年代。当時小学生の私が大好きだったTV番組がNHKの少年ドラマシリーズでした。このシリーズは他にも紹介したい作品が盛り沢山なのですが、今回は昨日記事からの続きで、小林信彦さん原作の『怪人オヨヨ』です。当時観た印象は相当なものでありました。その後再放送ないのに、いまだに覚えているわけですからね。

オヨヨ島の冒険、怪人オヨヨ大統領の2つの原作から、キャラクターの設定だけを借りた作品である。内容は、非常に実験的なことがいくつも行なわれていた。

  • この話は劇中の大沢和彦が書いたドラマ作品が現実化した、という設定である。
  • そして、ドラマ作品がTVでドラマ化されているという設定にもなっている。
  • また、ドラマ中のキャラクターが視聴者を意識した(視聴者に向いた)セリフをしゃべることもあった。
  • すなわち、全体のドラマ(怪人オヨヨ)の中に、劇中劇としてのドラマがあり、その2つの世界が交流し、さらに視聴者までも巻き込む、というような作りになっていた。

ウィキペディアより

小学生の私はその後、オヨヨ大統領のとりこになり、小林信彦さんの原作本も読んだので、ストーリ的にはこの原作とかなり混乱した状態の記憶です。今にして思うとこの原作自体が、大阪万博会場とか出てきたり、70年代をかなり色濃く出していたように思います。
残念なことにNHKはこのVTRをおそらく消去してしまっているのでもう二度と観ることは出来ない作品の一つであると思われます。非常に残念です。ネット上も非常に情報が少ないですね。
「およよ〜よ♪」とか歌っている主題歌というか挿入歌も凄くインパクトあったのですが、当然ネット上へのアップもなし。ここまで情報が少ないとよけいまた見たくなってきました。
この曲、ナイアガラでもおなじみなシンガーズ・スリーによるものなのですが、動画がないのも寂しいので、同じくシンガーズ・スリーのこの曲を(シンガーズ・スリー特集になってしまいました)
日産世界の恋人

ワンサくん



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