「大滝さんが選ぶポップス・アルバム100」その16(091〜095) 〜 インストゥルメンタル 〜
「サウンド・レコパル」1981年6月号の特集より表題「大滝さんが選ぶポップス・アルバム100」紹介その16。
(前回よりかなり間が開いてしまいましたが、ナイアガラ・トライアングル2の30周年で復活)
今回は、インストサンド編です。このへんのサーフィンサウンド的インストものというのは、大瀧さんのアルバムでも多羅尾伴内名義で2枚も出ていますし。洋楽系ポップスの中でも重要な要素ですね。比較的サウンド志向のポップスが主流でしたからね。とくに輸入
「」内は大瀧師匠のコメント
- 091 ディック・デール / キング・オブ・サーフ・ギター
「サーフィンといえばこの人。」元祖サーフギターですね。今となっては、タランティーノのパルプ・フィクションに使われた「misirlou」の印象で塗り替えられてしまったかんじですね。でもこの感じほんとノッてますね。アーチスト: ディック・デイル・アンド・ヒズ・デル・トーンズ
発売元: ヴィヴィド・サウンド
価格: ¥ 2,520
発売日: 2007/07/11
売上ランキング: 583687
- 092 ベンチャーズ / ノック・ミー・アウト
「完全にアウトだぜ。」ベンチャーズをオリジナルのアルバムで聞くことってあまりなかったのですが、このアルバムよいですね。1965年時点でのヒット曲のエレキインスト集となっており、選曲はもちろんですが、どの曲もこれぞベンチャーズという感じでやはり一枚手元にほしいアルバムです。しかも、このアルバムのジャケットが素晴らしです。ぜひLP盤か、紙ジャケ復刻CDで欲しいですね。この時代にベンチャーズのアルバムどれも同じようなかんじのいいかんじのジャケットです。このアルバムに関すして語られた動画「ベンチャーズ のノック・ミー・アウト!を語り合う」も必見。リチャード・ロジャースの「10番街の殺人」がまったく異なるアレンジに選曲のセンスと完全なるベンチャーズワールドアレンジ。
- 093 ジョニー&ハリケーンズ / ザ・レジェンド・オブ・ロック
「オルガンロックここにあり」師匠のいうとおり、このオルガンいいですね。しかも楽しい。サックスとオルガンサウンドかっこ良し。
- 094 ルーターズ / レッツ・ゴー
「シングルでなきゃアノ音出ないヨ。」このアルバムに関する詳細情報「http://www009.upp.so-net.ne.jp/wcr/lets_go.html」。たしかに、この曲いまでもスポーツ観戦やテレビ番組のBGMでりようされますよね。録音はスペクター系人脈おおいのですね。さすが師匠があげる1枚です。
- 095 デュアン・エディ / ザ・ビンテージ・イヤーズ
「ドラム缶のエコーだそうです。」トゥワンギー・ギターと呼ばれるエコーかけまくりな奏法のエコーがドラム缶であったとはですね。それにしてもこのサウンドすごいですね。ここでもサックスがいい感じでからんでます。参考:Duane Eddy