つべから一掴み - 漁歌 / 北島三郎
珍しく、演歌です。今日の仕事は辛かった〜。働くおとなの音楽それは演歌でしょ〜。最近、冠二郎さんとかが一部でブームですが、演歌歌唱のアバンギャルドさに目覚めつつある今日この頃です(笑)
しかし、演歌初心者な私としては何かの指針がないとなかなか入り込めないわけですので、この曲を選んだ理由は80年代近田春夫先生が大絶賛していた曲だからです、初心者も安心ですね。
いきなり、このアレンジにぶっ飛びますよね。まさに清水さんのサキソフォンではありませんか。アレンジだけではなくプロデュースまで担当されたとはです。こんなに演歌の演奏がカッコいいなんて。
和食なんだけど、材料がいちち、和食ではまず使わないだろうとおもわれるもので構成されている。似て非なる和食。
この曲のすばらしさは、これだけ本質的に歌謡曲として前衛な音なのに、そのことが全くハナにつかない、そのことにあると思う。
一例が間奏で、メロディもなくヘヴィなテクノっぽいリフがただただ続くのみ。なのに、それが全然実験的にきこえないんだからね、すごい。
この曲は当時、様々な方によって競作されていたのですね、当時は全くスルーしていました。すでにマライアの清水靖晃さんのファンではあったはずなのですが。もっと、いろいろ聴きたいです。
- 『Marginal Love』 MARIAH (1981年)
なんなか、演歌とマライアってその先に繋がるものがあるような気がしてきました。なんかもどかしいままに今日は終わります。