ドナドナ
クリスマスが終わってなんとなくウキウキした曲のあとに悲しい曲で、しかも昔からかなり気になり曲であるドナドナ特集です。
作詞者 アーロン・ゼイトリン
安井かずみ訳
作曲者 ショロム・セクンダ
wikipedia:ドナドナ
牧場から市場へ売られていくかわいそうな子牛を歌っている。人間の子供を子牛に見立てた反戦歌という説もある。これに関して、特にユダヤ人がナチスによって強制収容所に連行されていくときの様子を歌った歌という説もある。ユダヤ人は、彼らが信仰している(ユダヤ教の)神のことを「アドナイ」(主よ)と呼ぶ。その「アドナイ」をナチス当局に悟られないように、「ドナ」と短く縮めて表現して、戦争の不条理を神に嘆きつつ、悲しみのうちに「主よ、主よ」と歌ったものと解される。
最近でも、なにか大切な物を売りに出すときのテーマソングとし使われますね。この曲、かなり幼少のころにNHKみんなで観たインパクトがかなり強い曲でした、その後小学校でもたしか歌われるような曲になっていたと思います。
ドナドナに関してはいろいろと次のように研究されているようです。
ドナドナのナゾ
ドナドナの謎 歌詞の解説・ルーツ 2-1
- Chava Alberstein - Dona Dona
イスラエルの歌手ザチャヴァさんのイディッシュ語によるバージョン。このアレンジがオリジナルではないと思いますが、もともとイディッシュ(中東欧ユダヤ文化)の歌だそうです。イディッシュ語ってはじめて知りました。中近東とドイツ語が混ざったような不思議な言葉ですね。
- Esther & Abi Ofarim - Dona Dona
こちらもイスラエルの夫婦デュオであるエスター&アビ・オファリムのバージョン。こちらのバージョンの方がやや好みかな。
- ザ・ピーナッツ ドンナ・ドンナ
我らが、ピーナッツのバージョン、マイナーな曲調では有りますがしっかりピーナッツのポップスに仕上がっていますね。
- CLAUDE FRANCOIS donna donna( en japonais ) 1964
「クロクロ」ことクロード・フランソワの日本語バージョンです。今回ドナドナに興味を持ったのは実はこの動画からでした。カタコト萌えとしても素晴らしいですが、歌詞の微妙な違いから上記の研究サイトなどへたどり着きました。彼は以前にも特集しています。
CLO CLO MADE IN JAPAN
NHK BS2のバラエティ番組「パフォー!」「フレンチポップの奥深き世界」
- Mary Hopkin Donna Donna
メリー・ホプキンのバージョンはポップですね。
おまけ
子供ころ、市場という言葉があるだけで「一週間」と混同していたこともありました。ぜんぜん違うんですけどね。
- 一週間 ダーク・ダックス ロシア民謡