どれみふぁワンダーランド 気づきメモ

ワールドカップと時間帯ちょっとかぶりましたが、本日の放送も素晴らしかったです。いくつか興味深い内容をメモ

「砂山」の深読み

北原白秋の童謡「砂山」についての深読みです。正直言うとこの童謡個人的にはそれほど印象に残っている作品では有りませんでした。この曲白秋の作詞に有名な作曲家(中山晋平&山田耕筰)が複数曲を作っている作品です。この番組で取り上げられてましたが、ちょっと調べたところけっこう有名なお話なんですね。この2曲の違いについて宮川彬良さんの観点で語っていた内容は、それぞれの作家の歌詞の解釈の違いから曲調に違いによく現れているらしいです。それぞれの曲調で明らかなんですが、晋平版は、この歌詞をしぶきが感じられるほどの海の近くで遊ぶ子供達が日が暮れるまで遊びつくすさまが明るく表現されていますが、耕筰版は風景にスコープされて、海との距離感が遠くて、海の見える部屋から佐渡を眺める程度に成っている感じだそうです。実際聴き比べるとそんな感じですね。
実際調べてみると北原白秋が新潟に招待さた際に、地元の子供達に大歓迎を受けたことにちなんで曲を作ったようです。ですから、晋平版の方がある意味オリジナルに近いのでしょうね。それに比べて耕筰版は大人向けの楽曲としての完成度を目指したようです。

海は荒海 向うは佐渡
すずめなけなけ もう日は暮れた
みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ
暮れりゃ砂山 汐鳴りばかり
すずめちりぢり 又風荒れる
みんなちりぢり もう誰も見えぬ
かえろかえろよ 茱・原わけて
すずめさよなら さよならあした
海よさよなら さよならあした

  • 砂山 (中山晋平:作曲)

テレビ番組といえば本日、『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』の放送が終わりました。こちらについて記事は濃すぎて簡単に書けそうもありません。また別の機会に何らかの形で書ければと思います。今だから分かるYMOのことってありますよね。