マルコム・マクラーレン逝く

ピストルズ生みの親、マルコム・マクラーレンが死去‎
今朝は、昨晩のAppleのイベントのあとのIPhone新OSとかの話題でTLが盛り上がっている中、毎朝聴いているバラカン・モーニングでこの訃報を聴いてびっくりでした。10代で彼のどの時期を経験しているかによって印象が少し違うかもしれません。わたしの場合は、はっきり言ってセックス・ピストルズに尽きるでしょう。一番多感な時期にもっとも影響を受けたパンクロック。期間としてはほんの僅かな期間だったのですけどね。近田さんも言っている聴いていてヤバイような音楽って、まさにこの時期のパンクだったような。
彼の口癖意は「アンチ」であったそうです。まさに、反骨精神。近田さんの言動にも通じますが、いままでスタンダードなものを異なる側面で捉え直してそこにカッコ良さを見いだす。これが、当時のパンク&ニューウェーブのスタイルでした。10代から20代前半、この世界に自分はどっぷりと漬かっていたのだなぁと思いました。

Sex Pistols - Anarchy In The UK

ピストルズにはホント自分が10代の頃(時期的には非常に短い期間だったのですけどね)にものすごい影響を受けたたわけですが、マルコム自身の存在を強く意識したのは、次の「Bow Wow Wow」と「Adam And The Ants」の頃からでしょうね。彼の場合、その直接的な言動を深く追っていたわけではないのですが、結果的に自分の好みの音楽やファッションを振り返ってみると、そこには先駆的立場で彼がいたという感じです。これら彼の名前を最初から明確に意識していた作品、それ以外にも知らずに好きだった作品が、彼のプロデュースまたは影響下に作られていたものが多いように思います。掘り起こせばまだまだ出てきそうな気がします。
それにしても、自分は大瀧師匠といい、加藤和彦氏もそうですが、何かをプロデュースする立場に興味が行くのだなつくづく感じました。
Bow Wow Wow /Chihuahua

BOW WOW WOW Fools Rush In

Adam And The Ants - Goody Two Shoes

いとうせいこうさんのツイート通りですね。

「DUCK ROCK」は20世紀の10枚に入る!というのが俺の持論。パラレルワールドで発展する別世界のヒップホップがあれば、そこでは聖典。我々の世界でもあそこからヒップホップをやり直せる。

http://twitter.com/seikoito/status/11855744901

たしかに、結果的には先進的な事をやっているんだけど彼がやると、おふざけの延長でやってるような感じがいいですね。悪ガキぽい感じが。
残念ながら、裏方的なことから自分名義で活躍するようになってから私自身が音楽的トレンドをあまり追いかけなくなってしまった時期がほぼ同時期になってしまったため、あまり多くをフォローし続けてはいないのですが、それで彼の生み出す物は自分の感性に引っかかってくる事が多かったように思います。
Malcolm McLaren - Double Dutch

そして20世紀も確実に終になってしまうのですね。

いつしか生活のなかで、彼の名前を忘れているような時にも、たまに彼の名前を見つけることも有ったのですが、これからはそれももうないのですね。
About Her - Kill Bill Vol.2 Soundtrack

ロック界の素晴きペテン師、彼には、まだまだ、私たちを素晴らしいペテンにかけ続けて欲しかったです。

高木完ちゃんのつぶやきのイメージかな

今頃シドと会ってたりして、マルコム。

http://twitter.com/kantakagi/status/11850755702

ケリ入れられてるかな?@itoeri

http://twitter.com/kantakagi/status/11850942124

幸宏さんの歴史的証言

そういえば、マルコムは70年代にロンドンでヴィヴィアンと一緒にいるところ、トノバンとよく会ったなぁ、あの頃店の名前はSEXだったかな、、、しょっちゅう変わってたんだ、店の名前。

http://twitter.com/room66plus/status/11867829396

「Let it rock」の頃も結構買ってた、ミカバンドの今井が、オレンジのスーツ持ってたなぁw @hirohisahorie 昨日はおつかれさまでしたー。ごきげんです。お店の名前って「Let it rock」ですか?その当時って何か買われましたか?

http://twitter.com/room66plus/status/11869730628

この手のテーマいつもそうだけど、まとめきれません。これからも、少しずつ、トノバンとの交流やさまざま伝説を偲びますかね。