SF翻訳家、浅倉久志氏死去
本日、藤田まことさんの追悼記事が書かれているのではないかと、週刊文春の小林信彦さんの連載を立ち読みしたところ新たな訃報を知ってしまいました。原文を読んだことの私に取って、彼が翻訳家としていかに優れていたかを語る資格はありませんが、10代のころ読んだSFの文庫本の訳者の中でも彼の比率はダントツでした。私が好きであった、 カート・ヴォネガットやフィリップ・K・ディック、 J・G・バラードにウィリアム・ギブスンと好きな作家を挙げて行くとみんな浅倉さん訳ではありませんか。これだけ素晴らしい作品が読めたのも彼のおかげです。最近小説系はまったく読まなくなってしまいましたが、なにかまた読みたいですね。でもその時、彼の新しい訳によるもに出会えないのは残念です。
ご冥福をお祈りいたします。はじめて文庫で読んだ海外SFは映画から影響でこれだったかも、ちょっと記憶があやふやだけど。