短時間化と品質のバランス

現在、標準化を進めている作業は、しつこいくらいにレビューやテストを工程に組み込んでいるため、非常に時間がかかってしまっています。同じ作業を、職人的な感覚でこなしてきた人には信じられないくらいの時間をかけて作業をしています。確かに、テストする意味のない項目のテストや、作業自体の不慣れなども原因の一つなのです。しかし、一番恐れているのは、全体の作業時間の短縮のために、単純にレビュー時間やテスト項目を削除したく欲求にどこまで対抗できるかですね。けっこう、試験項目を品質保証の裏づけをとって省略してゆくのはかなり難しいです。現実時間と該当テスト項目による保証される品質のトレードオフということになるのでしょうけど、リスクや該当テストの実施によるリスク回避率を定量的に示すことは難しいですね。