気を許すとすぐ部分最適化へ
何かを効率的に処理しようとするときに、直感的に考えるとすぐに、部分最適化な案が思いついてしまいます。たしかに、詳細の問題を検討しているとその部分のみスコープされてしまい、目の前の問題を効率化することのみに焦点が当てられてしまいます。一生懸命考えたあげく、そのアイディアでは結局全体を効率化することができないことが多々あります。「木をみて森をみず」ですね。
また、非常にクリティカルな仕事をしているときに、パラノイアチックに検証作業を行ないますが、作業をするのが人間であるので間違いを犯すことが前提で試験や作業後の検証を念入りに行なうわけですが、そもそも、その検証や試験で問題が見つかると、ただでさえ試験に時間がかかっているのに、発見された問題を手直しするのにさらに時間がかかり、修正後に回帰試験を行うことになります。ポイントは品質を作りこむことが重要ですね。その品質を作りこむにはどうするかといえば、結局、作業者そのもの、つまり人の問題にとなるのですね。