ITILその2

以前、ITILについて書き込んでから、あまりかかわってこなかったのですが、ユーザ企業へ常駐して、最近改めて、ITILの考え方の重要性を実感しています。システムは動かして、そのシステムで成果出してこその物であります。しかし、ITエンジニアは、開発それも、上流工程にばかり魅力を感じてしまう人が多すぎるようですね。常駐先の部長様が、某コンサルティングファームの仕事をして「やつら、開発上流のかっこいいところしかやらないで、運用のことなんか全然考えていない」とおっしゃっていました。たしかに、実際われわれ、エンジニアのなかでは、開発の案件が人気ですが、アジャイル開発などでは、どちらかと言うと、開発を運用・保守工程に近い考え方で実施するという考え方もあります。システムは、小機能のものからだんだん育て行くような開発スタイルですね。このように、システムを建物のように作って終わりではなく、ガーデニングのように手入れをしてゆく考え方にシフトしてゆくことも大切ですね。