ジョージ・ハリスン/ リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド
先日の日記『2011-11-19 ジョージ・ハリスンと12弦ギター』でも宣言した通り観に行ってまいりました。ほんと常に細かい情報をチェックわけではないので、以前だったこの手の上映は絶対に見過ごしていたと思います。最近はTwtter上で口コミ等で情報が入手できるの([twitter:@saru_chan]ありがとう)で見過ごす率は少なくなったのですが、たくさんありすぎて何を観たりするかのを選択するのが大変なようです。
で、映画の内容ですが、基本的に発売されるDVD&ブルーレイの発売記念での限定公開なのでした。基本的にはDVD用のコンテンツとして作成されたようですね。3時間半に及ぶ長時間な作品でたしかに劇場で一般的に公開するには無理があるかもしれません。
全体にビートルズ結成からジョージがビートルズに中で才能が現れてきた「While My Guitar Gently Weeps」のエピソードまでが前半で、それ以降のソロ時代から晩年までが後編の2部構成でした。
最近の自分の音楽史を見直した中ではジョージ・ハリソンの存在はかなり大きいものであることに気が付き、このタイミングで映画公開であったので何としても観たかったのでした。ドキュメントとしてまとめる、様々エピソード的には4人の中ではやはりジョージが一番映画になりやすいだろうなとは思っていましたがが特筆すべきエピソードが多すぎて上映時間は長くなるし、各エピソードも有名すぎてそれほど新しい発見はありませんでした。でも、本人や関係者の映像が観れるだけ満足なんですけどね。ただ、すべてのエピソード知っていたかというとそうでもなくって、癌を告知されて以降の比較的隠遁生活中の話や映像は今回はじめて知りました。
音楽的な細かな事にまでは余り触れられることはありませんでしたが、ラヴィ・シャンカールとの関係などまだあまり自分では掘り下げていないあたりも、いまなら以前よりたのしめそうな気がします。
しかし、これだけ長時間の映画であるにもかかわらず、まだ触れられていない部分もあったり、もう少し突っ込んで扱って欲しかったりと思いはいっぱいでした。存命でないだけに、残された映像の問題もあるのでしょうね。映画の始まりと終わりのジョージ本人が撮影したチューリップのシーンに本人が現れてくるところは印象的でした。こういったプライベートな映像ももう少し観たかったですね。
ポスター貰えました、でも飾るとこないな。
特別上映でお値段も特別?
映画で改めて気になった曲の一部
- George Harrison ~ Hare Krishna Maha-Mantra
- Wah Wah
最初はスペクターの音壁プロディースが気に入らなかったらしいです。でも、大瀧師匠の発言にもあるように、スペクターとジョージの組み合わせは最高ですね。晩年ジェフ・リンとの組み合わせも正しい路線であったのですね。
- My Sweet Lord
映画では盗作問題への言及はありませんでした。この曲はジョージの当時の信仰すべて歌った歌ですね。
公式サイト: http://gh-movie.jp/