クラシックアダプト作品〜エリック・カルメン〜ラフマニノフ

最近、ゆる〜くラフマニノフがマイブーム(といってもほとんど知りませんが)。いろいろと興味の対象が微妙に繋がっている「縁」をたどるのが楽しい最近ですが、先日から下記のむぎ茶さんの一連ブログ記事の影響もあって、自分のなかで知っているところのクラシックをアダプトした作品などを考えてみました。
むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: Oh My What a Guy/ Liebestraume No.3/ Today, Tomorrow and Forever
むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: Let's Pretend (ベイ・シティ・ローラーズ再訪:その2 ラズベリーズ/ エリック・カルメン)
もちろん有名なプロコル・ハルムの「青い影」やトイズの「ラバーズ・コンチェルト」、カテリーナ・ヴァレンテの「out L'Amour 」(ザ・ピーナッツの「情熱の花」ですね)など有名な曲がたくさんです。上記ブログにもあるようにエリック・カルメンってそうだよねということで、彼の代表曲を

  • オール・バイ・マイ・セルフ All By Myself /エリック・カルメンEric Carmen
    ピアノ協奏曲第2番(作品18)第2楽章をベースしたドラマちっくな展開のポップス。1976年全米2位のヒット曲。
  • ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」第2楽章 Part 2 Noriko Ogawa

そうか、これもラフマニノフだったのか、という感じでした。もちろんこの曲はリアルタイムで知ってはいたのですが、当時はラフマニノフとの関連とかまで気にしてませんでしたけどね。
最近でラフマニノフを強く意識したのは、久しぶりに読んだSFの傑作「ハイペリオン」のプロローグにて語られている、漆黒の宇宙船のバルコニーで、年代ものだが手入れのいきとどいたスタインウェイのまえにすわりラフマニノフの「前奏曲ハ短調」を演奏する領事と呼ばれる男のシーンで始まるのが印象的でした。

よく考えてみると、自分はクラシックの曲ってその曲の演奏だけで親しんだ記憶がほとんどありません。何らかのドラマの演出として利用されていたり、冒頭のポップに引用されていて親しんでいるものがほとんどでした。比較的直接的にドラマの中に利用されていてかつ効果的だったのは「のだめカンタービレ」でしょうかね。

  • のだめ 千秋 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番第3楽章
    このようなドラマチックな曲はよりドラマが盛り上がりますね。

そんななかで、ラフマニノフを検索して新たに気がついた嬉しい事実。それは、昔から大好きだったタイムトラベルもの映画の名作「ある日どこかで」の重要な鍵となる曲で利用されていたのですね。この映画大好きで、何回か観たことが有ったのですがその部分スルーしていたようです。これまで観たことがあるような作品でも現在の視点でいろいろな気づきがありそうですね。この映画DVDは所有していないので、こんどまた借りてこようかと思います。ちょっと臭いほとの時間テーマのファンタジーです。若きクリストファー・リーブもいい味出してます。スーパーマン以外の貴重な役どころでした。

  • ♫ Rachmaninoff's "Rhapsody on a Theme of Paganini"
    ある日どこかで」で利用された曲。

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