THE TALES OF BLUE COMETS/PAST MASTERS 1965-1972
昨日図書館で発掘した一枚。なんか近所の図書館のライブラリが若干変更になった気がする。各支所のライブラリ間で移動でもあったのでしょうか。いままで、おそらく近所の分館には無かったであろう、この一枚を借りてきました。ブルコメはあまりにメジャー過ぎてこれまで未チェックでした。当然、有名すぎるためヒット曲はもちろん、ウェルカム・ビートルズやある程度有名なカヴァー曲の存在は知ってましたよ。でも、GSに一番ハマった80年代に今GSブームの時にはカルトGSばっか追って、本筋を見失っていたような気がしてきました。それだけ、このアルバム素晴らしいのです。やはり、日本のGSはブルコメとスパイダースに尽きると言われいる通り、その音楽性に素晴らしい物がありますね。ライナーにある結成当時の逸話などを読んでも、実力派なグループであったのですね。このアルバムの面白いところは、Disk.1がいわゆるヒット曲で、Disk.2がこれまで未発表のレアな音源という構成になってます。Disk.1のヒット曲のほうも、これまでのGSコンピ関連も含め音源皆無でしたので、なにかとお得な2枚組でした(お得なといって図書館利用なので無料ですが)。演奏のウマさや、各曲のアレンジや曲作りにメンバーが参加していたりと、なかなかクリエイティブな方達です。Disk.2とかを聴くと、ほんとJazzの方向性も持っていたのだなと思います。
ライナーとかよく読んでると、伝えたいこと山積みですね。なんかこの情報シェアしたいけど伝えきれないや、おいおい何か機会があれば、ここかツイートでお伝えします。
さいごに、このレビューとは関係ないけど、ブルー・コメッツの売り出しの一躍をになっていた橋本淳さんの言葉を記しておきます。
GSが登場した当初、誰もがいいと認める人はいませんでしたよ。誰からも認められはしなかったけど、みんな一生懸命だったのです。その熱い空気というのが・・・新しい時代の予感というのでしょうか。次に来る時代は自分たちで創り上げようという気概に満ちた何かが確実に存在しましたね。
Disk.1
- 青い瞳(日本語),
ドラマ「何処へ」より、このドラマ観てみたい- 青い渚,
- 何処へ,
- ブルー・シャトウ,
- マリアの泉,
- 北国の二人,
- こころの虹,
- 白鳥の歌,
- 草原の輝き(CBS・ヴァージョン),
- さよならのあとで,
- 雨の赤坂,
- 涙の糸,
- ブルー・シャンソン,
- 海辺の石段,
- それはキッスで始まった,
- 泣きながら恋をして,
- むらさき日記,
- 雨の賛美歌,
- 津軽の海,
- 生きるよろこびを,
- その時雲は流れてた,
- 虹と雪のバラード,
- 愛の子守歌,
- 希望にみちた二人のために,
- 想い出の彼方に,
- 雨の朝の少女
Disk.2
- 青い瞳(英語),
英語版がまたかっこ良し。- ヘルプ・ミー・ロンダ,
- ミスター・キス・キス・バン・バン,
- シャウト・アンド・ブルース・ビート,
- ウェルカム・ビートルズ,
- 蜜の味,
- ダンス天国,
- バラ・バラ,
- マイ・オールド・タウン,
- 太陽の娘,
- ラヴァーズ・シェイク,
- 若いクリスマス,
- ロンドン慕情,
- サイケデリック・マン,
- ルート66,
- ラヴ~ライト・ショウ,
- トライ・ア・リトル・テンダーネス,
- 絶望の人生,
- 若者たちのメロディー,
- さすらいの小径,
- 監獄ロック,
- ブルー・シャトウ(1971ヴァージョン),
- キャント・ターン・ユー・ルース(with日野皓正&稲垣次郎)
これまた、こういうことが出来る余力をもって歌謡曲チックな曲をやっているところにカッコ良さがあるね。タイムマシンに乗ってライブに行きたいじゃありませんか。