狂った果実
昨日に続いてDVD観賞ものです。繋がりは、「穴」が石原慎太郎カメオ出演だとしたらこちらは脚本が石原慎太郎となります。さらに、「月曜日のユカ」とはおなじ中平康監督作品です。以前からこの「狂った果実」フランスのヌーベルバーグに影響を与えた作品として認知はしていたのですが本格観賞は初めてかも、大昔テレビで放送していたのを観たかも知れませんが覚えてません。裕次郎さんの作品はそんな感じでのものが多いです。少なくとも劇場で観た作品はありません。今回この作品は、事前情報たっぷりでの観賞でした。ですから、ニュートラルな感覚で観ることができなかったかも知れません。カッティングとか演出は「月曜日のユカ」の方がエッジが立っているかもです。けっこう、ストーリーの流れに合わせて自然に受け入れてしまいました。それだけ、演出だけ浮いた感じにはなってませんでした。それよりも各俳優の若さばかり気になって、バラエティの懐かし映像ものを観ているような感覚でした。一番意外というか、これまで若い頃の映像をあまり見ていなかったせいもあるのでしょうけど、岡田真澄の若かりし頃の姿印象的。役の中でも2.5枚目的ないい感じ役どころで一番評価したくなっちゃいました。役の上でもそうですし、当たり前のことですが、容姿はもろ外人さんです(笑)。
また、主人公二人の兄である、石原慎太郎さんと長門裕之さんがやはりカメオ出演されてます。全体的に監督も含め若い才能の集結といった映画みたいですね。その画面からあふれる新鮮な若さが、カット手法とかばかりでなく海外にも影響を与えたのではないでしょうか。