アオイホノオ 1 〜 4

この漫画、TwitterのTLでの評価やお薦めで購入してみました。


wikipedia:アオイホノオ
舞台は1980年代の初め、大阪の大作家(おおさっか)芸術大学。主人公、焔燃(ホノオモユル)は漫画家を目指していた。「自分の実力ならいつでもプロデビューできる」と自信過剰な性格をしていたが、豊かな才能に恵まれた同校の学生達や、あだち充高橋留美子と言った若手漫画家の台頭を目の当たりにして自信を揺るがされる。それでも焔はプロの漫画家になるため歩み始めるのだった。

この主人公が大学へ入学した1980年ってわたしと全く同じだ。これは面白くないハズは無いじゃありませんか。しかも、当時既に主人公とおなじオタク第一世代の私たちが好きなアニメや漫画のことにたくさん触れているし。まさにど真ん中な感じです。現在1巻から4巻ですが年代的にはまさに1980年ですね。この年は、自分が大学入学したこともそうですが公私ともにいろいろな事が起こった年でした。ジャンルが違うから取り上げられないかも知れないけど、この年最後にして最大のニュースはジョン・レノン銃殺事件でしょうね(個人的にはもっと大きい事が起こりましたが)。
取り上げられるコネタもすべて自分の事かと思うようなネタばかり、取り上げられているアニメ、「宇宙戦艦ヤマト」「サイボーグ009」に「伝説巨神イデオン」とかだし、まだビデオが普及する直前のアニメファンの苦悩に思わずニンマリ。
また、取り上げられている漫画の方も、当時自分は少女マンガばかりで少年マンガをあまり読んでいなかったのですが、数少なくチェックしていた、「めぞん一刻」、「みゆき」に「さすがの猿飛」という私が全巻持っている漫画を取り扱ってくれるなんて。漫画内漫画解説も面白かったです、小学館に限定されるのは仕方が無いですね。その時は好きだったという感覚しか無かったのですが、主人公ホノオのが語るようにあだち充って画期的でしたね。そんな気分な時代だったんですよ、ほんと。
そのほか、漫画やアニメと関係の無いいわゆる1980年当時の大学生としてのコネタも思わず反応してしまいますね、ウォークマンポカリスエットの発売ネタ。自分でも発売時期忘れてましたけどこれ読んで強烈に思い出しました。ビデオデッキネタも共感、当時かなり高価でしたから、親が購入するとか、よほどバイト頑張らないと買えないシロモノでした。ですから持っている奴の家によく行ったものです。私自身が購入できたのは遅れること1983年でした。その後、狂ったように録画したコンテンツもβ録画のため現在ほぼゴミ状態になってしまいました。
この漫画は青春モノとしてもよく出来ていて、若さがバカさな感じがよく出ています(アオイホノオの時代略してアホの時代ですからね)。ただ、私自身と大きく違うのは、彼らはこの時点でプロになる事を夢見ていたことでしょうね。私自身は理系の大学でなんとなく将来は技術者的なイメージでいましたから、アニメやマンガは好きでしたけど入れれ込み度合いが違いますね、しかし、物ごのとマニアックというか理屈っぽい見方はあまりプロ志向も単なるファンも変わらないのかとも(人によるんでしょうね)。

BGM:(なんか金田さん賛美になっちゃたね )
主人公の焔も思わず洗顔フォームを買ってしまったという。

マンガの中での解説が秀逸。

フル動画 銀河旋風ブライガーOP

ref. 2009-07-22 くもり!アニメーター金田伊功氏が心筋梗塞で死去



アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)
発売元: 小学館
価格: ¥ 540
発売日: 2008/02/05
おすすめ度 4.5

アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)
発売元: 小学館
価格: ¥ 560
発売日: 2009/05/11
おすすめ度 5.0

アオイホノオ 3 (少年サンデーコミックススペシャル)
発売元: 小学館
価格: ¥ 560
発売日: 2009/12/12
発売日: 2009/12/12
おすすめ度 5.0

アオイホノオ 4 (少年サンデーコミックススペシャル)
発売元: 小学館
価格: ¥ 560
発売日: 2010/06/11
発売日: 2010/06/11
おすすめ度 4.5