「ボクら」の21世紀

私が、小学生のころ「ノストラダムスの大予言」が大流行しました。その数年前の大阪万博によってバラ色の未来夢見ていた「ボク」たちにいきなりその夢の21世紀来ないよと言われたのですからそのときのショックはいまでも忘れません。当時、そのころはまだ遠い未来ですが、漠然と「ボクたち」には未来はないんだと真剣に考えて思っていました。だって、大阪万博以降に「ボクら」が経験して来た現実は万博のような未来はないんだよと行った事を裏付けるような事ばかりだったようにも思えます。このように私たちの世代には個人差はあるでしょうけどノストラダムス的週末感が無意識に刷り込まれているのだと思います。その極端な例は、オウム事件にも現れているのかなって思います。
そんな「ボクら」が迎えた21世紀元年の9月11日悪夢の事件が起こるわけですが、そのことによりはっきりしました。「ボクら」が生きている21世紀はやはり大阪万博の未来とは別の世界を生きているんだなって。鉄腕アトムドラえもんも生まれない世界なのです。
でも実は既に大人になっている私たちはこの世界を構成している一人としての責任も持っているのですね。この先、子供たちが迎える30年後の世界が少しでも良くなるように考えてゆく事も大切ですね。

劇しんBGM「21世紀を手に入れろ」