-人を動かす原則-

  1. 批判も非難もしない。苦情もいわない
  2. 率直で、誠実な評価を与える。
  3. 強い欲求を起こさせる。

だそうです。気をつけなければいけないのは、これはあくまで原則であるということです。このことは、ワインバーグの「スーパーエンジニアへの道」に書かれていたことですが、原則であり規則ではないのです。これが規則であると、自分の真意とは別に規則を覚えこんで人を意のままにコントロールしようなどと思う偽善的なことに思えてきます。ワインバーグも10代のころに、この偽善的なものを感じてカーネギー本をその後40年も読まなかったらしいのです。それは、自分のなかの自尊心が発達していなかったからだとも書いています。私もちょっと前なら完全に拒否反応を示していたかもしれません。素直に受け入れられるのは、ワインバーグの助言と今の私の年齢によるものなのですかね。
また、表面的にこのカーネギー本を読んでしまうと、決して部下を怒らず、ほめ続けよと受け取れるので、私のような、チキンな、部下を怒れない上司の免罪符てきな読まれ方をされると残念ですね。私は気をつけなければいけないかも。