コージェネレーションシステム
先日ニュースでホンダがここ数年開発してきた家庭用小型コージェネレーションシステムが今年度中販売開始に向けたモニタテストが開始されたとありました。
このシステムは、天然ガスを燃料としたエンジンによる発電機であり発電の際に出される廃熱を給湯や冷暖房に利用して総合エネルギー効率を70〜80%に高めることができるというものです。
このシステムを利用すれば、ホンダ自身の試算によると光熱費が年間約4万円節約でき、CO2排出量も20%程度の低減効果が期待できるそうです。販売価格も通常の給湯機よりも20〜30万円高くなるレベルということなので、太陽光発電に比べてかなり、経済的にペイできるシステムであるようです。
しかし、これらの発表はメーカーの一方的な報告であるので、いいところしか報告されていませんが、このシステムが仮に普及したとしたならば現実の経済性を加味した、環境保護が実現できるのではないでしょうか?しかし、家庭用ということは、発電自体の熱源を都市部に分散させることになってしまい。問題になっているヒートアイランド現象をさらに悪化することになるのではという気もします。
不景気+環境問題ということもあって、イケイケのエネルギー消費社会からセコいエネルギーしゃぶり尽くしシステムへ変換していっているのを感じました。
あと数年で、もっとエネルギー効率の良いとされる。「スターリングエンジン」も実用化されたりして。カルノーサイクルめいっぱいの効率が出せたら、2〜30年前のSFの世界ですね。