第2回世界歌謡祭 カタコトポップスの芽生え
第2回世界歌謡祭
第2回世界歌謡祭 World Popular Song Festival in Tokyo '71
World Popular Song Festival in Tokyo '71
テーマ:Love.
日本が主催、いやヤマハが主催した歌謡祭ですが、こういった国際的な歌謡祭を当時は何気なくテレビで見ていました。今考えると大変素敵な試みだったのですね。シンガーとして各国代表者も既にスパースターというわけでなく、そこそこ実力派でこれからな感じに方々の参加。この歌謡祭をきっかけに日本でヒットした歌手も多数ですね。今ひとつ調べきれていないのがそれぞれの方の本国での人気度合いと日本での人気度合いのバランスです。当然当時は、単にイメージとして外国の人気歌手的に思ってましたが、どうなのでしょうね。日本独自の解釈でのヒットとかも多かったのではないでしょうか。
歌謡祭における演奏陣も気になりです。
演奏バンド: 宮間利之とニューハード、原 信夫とシャープ&フラッツ、新音楽協会(弦)
コーラス: 女性:シンガーズ・スリー+1、ウィルビーズ+1、男性:ハニーナイツ、スタジオシンガーズ
70年代いわゆる外国人を使った国内商法の一環とも思えたりして。この歌謡祭、出場歌手が日本語で歌わされるパターンが多いですね。
グランプリ曲
- Un jour l'amour(ただ愛に生きるだけ)) - Martine Clémenceau (à Nippon Budokan 1971)
国名:France、作詞:ジャン・クロード・マスリエ、作曲:アンドレ・ポップ。フレンチポップスですね。しっかり日本語でも歌っていてカタコト萌えです。
グランプリ・歌唱賞
歌唱グランプリ・入賞
- Enfants d'aujourd'hui, hommes de demain (今日の子供と明日の大人)- Michèle Torr
国名:France、作詞:ミッシェル・ルッシ、作曲:ポール・モーリア。
歌唱賞・入賞
- Obećanje (誓い)- LJUPKA DIMITROVSKA(リュプカ・ディミトロフスカ)
国名:ユーゴスラビア、作詞:イビカ・クラヤック、作曲:ニキッツア・カロジェラ。まさに歌唱賞。なんか演歌ぽいですね。
入賞
- Once In A World(かつて陽の国に)- Peter, Sue and Marc
国名:スイス、作詞:ピーター・レイバー&スーザン・シェル、作曲:ニキッツア・カロジェラ。いい感じのカタコト具合ですね。
参加者
- My My My /Karo
国名:カナダ、作詞:カロ、作曲:カロ。そもそも、昨晩のレコ部でこの曲がかかったところからの気づきでした。これは、カナディアン・フレンチポップなひとなのですね。また、この曲いい曲ですが、入賞していないのですね。
しかし、この音楽祭ってカタコト萌えの宝庫ですね。この年以外にも有名な曲沢山あるし。また別の年も調べてみたいです。