ヤングジョッキー (渋谷陽一)

最近、70年代の掘り起こしを行っていると、1974年前後や80年代は比較的すぐに曲がよみがえるんだけど、70年代後半は、けっこう曖昧で、明確にこれだという記憶がありません。それは、このころに聴いていた曲がそもそも、70年代前半から60年代の掘り起こしであったり、特に和モノポップス系は後追いで聴き直したものが多いので、本来よく聴いていた曲を見失っていたのかもしれません。
時代的にもパンク・ロックに夢中で有ったのは確かなのですが、並行して、ハードロック&プログレなども聴いていました。そこで、自分はどんな音楽を本当はよく聴いていたのかと考えたところ、渋谷陽一さんがDJをしていた、「ヤングジョッキー」に尽きると結論いたしました。当時はレコードを購入するお金もなく、かつ貸しレコード屋が現れるまであと数年待たなければいけない時代に、このラジオ番組のエアチェックテープは本当よく聴きました。この番組エアチェック・テープを友だちに貸したりとかしていたような事も思い出しました。
渋谷陽一さんの番組といえば「サウンドストリート」が有名ですが、どうも自分の記憶ではもう少し前の時代だなと思っていたところ、思い出しました、その前身ともいうべき番組「ヤングジョッキー」でした。
NHK−FM 渋谷陽一の「ヤングジョッキー」オンエア・リスト
このサイトのオンエア・リスト見ているだけで当時の記憶が蘇ります。残念ながらエアチェックのテープは、自宅内発掘出来なさそうです。比較的手カセットを聴いていた80年代でも、当時のテープが見つからなかった記憶があるので、おそらくもう存在しないのでしょう。どこかにアーカイブが無いでしょうかね。渋谷陽一氏の語りの部分だけで聴き直したいです。サウンドストリートの放送分の一部は昨年期間限定で「NHK青春ラジカセ」にて公開されましたね。

先のオンエア・リストより思い出深い曲をはります。エアチェック・テープをヘビロテでした。

1977/5/14 デヴィッド・ボウイ 選曲=岩谷宏

  1. デヴィッド・ボウイ ビー・マイ・ワイフ

  2. ベイ・シティ・ローラーズ ジャスト・ア・リトル・ラヴ

  3. イギー・ポップ シスター・ミッドナイト
    やっぱイギー・ポップは変態やね
  4. スモーキー 明日の恋

  5. バスター すてきなサンディ

  6. アフリカの音楽
  7. ベイ・シティ・ローラーズ ビー・マイ・ベイビー

  8. イギー・ポップ タイニー・ガール

  9. ジャガーズ 君に会いたい
    ここでジャガーズですよ
  10. デヴィッド・ボウイ サブタレニアンズ
    いいですね、このころのボウイは独特の美学がありました。

この回、ヤングジョッキーの中でもちょっと特殊で、当時ロッキング・オンの創設メンバーでもある、岩谷宏氏の選曲がすごいですね(今にして思うとという部分もありますが)。岩谷氏には、その後IT業界に入ってからも色々な本の翻訳者としてお世話になりました。

いやいや、このオンエア・リストからの掘り起こしいいですね、またBlipとか別の機会に取り扱って見ます。