エンディミオンの覚醒〈上〉〈下〉

やっと、ハイペリオンシリーズ4部作が読み終わりました。最初のハイペリオンも分厚かったけど、シリーズを追うごとにもっと分厚くなってゆくのにはまいりました。おもしろいから、読まずにはいられないんだけどね。ぶ厚く、しかも慣れていない翻訳物をよむ辛さと、面白い小説を読むとき独特の残りの厚さを確認してまだ楽しめると思う感覚が複雑に入り乱れていました。シリーズ最終作のこの上下巻は前作「ハイペリオン」が軽快な楽しさのみの印象に終わったのに対して、宗教的あるいは哲学的な側面が濃くなってきていて、さらに読みにくくなっています。しかし、この手の「スペキュレイティブ・フィクション」としてSFが私の好みでもあるので惹かれました。さらに、一休や良寛まで出てくるとは恐れ入りました。この手の知のてんこ盛り大好きです。

エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
発売元: 早川書房
価格: ¥ 1,050
発売日: 2002/11
おすすめ度 4.5

エンディミオンの覚醒〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
発売元: 早川書房
価格: ¥ 1,050
発売日: 2002/11
おすすめ度 4.5