ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
いまどきの金言集ですね。けっこう、オヤジのビジネス書的な名言・金言集も意外と好きな方なのですが、どうしても、中小企業の経営者が好きそうな努力と根性は苦手でした。この本に取り上げられている言葉の数々は、そんな雰囲気はなく、カラットしていてプラスエネルギーわいてくる言葉が多くわれわれエンジニアのビタミン剤的な役割を果たしてくれそうです。取り上げられている言葉の半分くらいは既にネット触れていたと思いますが、このように分類されると、そこにまた、梅田氏の意思が良く見えてきているようです。この本自体はこれまでの著書とかなり趣が異なりますが、こんどは別の角度から一貫した梅田氏考えを補足しているようです。ただ、ここに取り上げられてる言葉を真に生かすようにするには、自分自身をを理解して自分の好きを貫けるような人でないと、言葉の主が立派過ぎて、逆に分自身には無理だというような悲観的な考えに陥りそうなところもあるかもしれません。まあ、そのようにならないようにするための言葉でもあるのでけどね。
著者自身も書いているようにこの本は、各名言の原文が載せてあり、原文を楽しみかつ生きた英語の勉強になるような構成になっています。もちろん、英語の苦手な私は、まずは原文とばして読んじゃいましたけどね。でも原文をちゃんと見たほうがいいというのは、この本の最初の言葉からして理解できます。
もしフラストレーションが報酬よりも大きかったら、 そして、失敗の恐れよりも欲のほうが大きかったら、 そして、新しい技術や製品がつくれるのなら、始めよ。 (仕事を)辞めよ、 そして(ビジネスプランを書く道具を)揃え、 (ビジネスプランを)書き、 (ベンチャーキャピタルから)資金を集め、 (新しい会社を)始めるのだ。── ゴードン・ベル if frustration is greater than reward and greed is greater than fear of failure and a new technology/product is possible then begin exit(job); get(tools to write business plan); write(business plan); get(venture capital); start(new company); … end;──Gordon Bell
これですよ!みなさん。英語をという以前に、この言葉この翻訳からは半分も伝わってこないじゃないですか。プログラミング経験がある人とない人では感じ方が全然違うと思います。最初からこれですからね、読者は無理しても原文を一生懸命理解しようとしますよね。
ここに取り上げられている名言だけなら
「ビジョナリーたちの名言リンク集」でみれます。
- ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
- 発売元: 文藝春秋
- 価格: ¥ 1,365
- 発売日: 2008/02/28
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