フィンランド・メソッドその後(3分間スピーチねた)
以前、興味があるとここへ書いた、フィンランド・メソッドですが、とうとう、「図解 フィンランド・メソッド入門」を購入しました。
図解 フィンランド・メソッド入門
北川 達夫 (著), フィンランドメソッド普及会 (著)
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これは、小中学生向けの教育方法なのですが、最近、国際的なOECD生徒の学習到達度調査で2000年と2003年の連続トップとなったことで注目されています。
「PISAでトップのフィンランドの教育」
また、プロジェクト管理に関連する話題としても、マインドマップや、「どうして」を繰り返して行く手法、相手の立場に考える議論の進め方などが最近流行のプロジェクト・ファシリテーションと共通する面があるところからも、仕事術の基本としても注目されています。この本を、ざっと読んだだけですが、確かに、次の五つのメソッドを中心に、もっともなことが書かれています。私も小学生の息子たちと家族で実践に挑戦して行けたらと考えてます。
・発想力
・理論力
・表現力
・批判的思考力
・コミュニケーション力
ただ、この本、「図解」とタイトルに書いてある割には、図で解かれてはいません。また、へぇと思ったのは、フィンランドでは、義務教育は私立学校であっても費用がかからないそうです。費用は「取らない」のではなく「とってはならない」のだそうです。この辺、妙に反応してしまいました。格差社会になるのは、基本的に仕方がないと思っていますが、次世代まで、教育機会の均等が失われてしまい格差が伝染するのはどうかと思っていましたので、すばらしいなと思いました。