アキラの民謡物はペレス・プラード楽団です。
最近、小林旭作品を再評価モードなのですが、時代背景というか当時に音楽の流行の歴史な流れが今ひとつよく理解できていません。その辺を理解してゆくひとつの架け橋として、気になり毎を断片的にメモ。
アキラの曲は大きく4つのタイプに分けることが出来ます、「民謡&俗謡」、「ポップス&カバー」、「主題歌&ヒット」そして「ユーモア・ソング」です。先日の「ちんから峠」でも少し触れましたが、童謡や民謡は当時、3人娘も盛んにリリースしておりました。今一番知りたいのこれらの相互影響関係なのですが。マメに各楽曲のリリース年月を調べれば流れは理解できそうですが、ちょっと個人の趣味ではそこまで調べきれませんので、どなたかまとまった資料を公開されていませんでしょうかね。「ジャズ民謡の歴史」とか。あったら読みたいです。そう、この辺は、歌謡曲にとどまらず同時期の日本のジャズにも同様の楽曲が多く存在しそれがまた、楽しい曲が多いのですよね。
そんな中で、「民謡&俗謡」に分類される曲のアレンジの多くは、マンボ王ことペレス・プラードの影響をかなり受けているとされてます(大瀧師匠談)。
- DAMASO PEREZ PRADO Patricia/El Ruletero
- ダンチョネ節
作詞:西沢爽、作曲:遠藤実:編曲 狛林正一。この曲のタイトルは「アキラの」が付かないですよね。いかにもなのにね。あらため聴くとかなりのマンボサウンドでしょ。
- ダンチョネ節
作詞・作曲:不詳 神奈川県民謡。オリジナルでは有りませんが、オリジナルに近い戦時中の替え歌バージョン。歌:鶴田浩二。
- 舟唄 / 八代亜紀
作詞:阿久悠、作曲:浜圭介。この曲もけっこう好きです。
でも、こうしてみると、やっぱり、アキラのバージョンはモダンですね。時代は古いのに。そして、ザ・ピーナッツ版もあるらしいのですが、これも良さそうですね(アマゾンで視聴可)。