つべから一掴み - Nancy Sandra / LIKE I DO(レモンのキッス)

1962年、大瀧師匠にとって60'Sポップス黄金時代の始まりの年であり、わたしの生まれた年です。以前にもふれていますが、この年はほんとに素晴らしポップスが多いですね。たまたま、本日この曲を思い出していたら、最近更新の激しい、師匠のサイトの最新エントリでも「レモンのキッス」特集でした。
そう、師匠の記事でも触れられていますが、この曲も日本でのみヒット曲だったのですね。あの大スターフランク・シナトラの娘でも本国では簡単にヒットは出なかったのですね。洋楽なのだけれども、日本でのみ評価曲に非常に興味があります。これは、当時の洋楽を日本に紹介するスタッフのあり方が単に海外でのヒット曲を紹介するというだけでなく独自に楽曲を発掘していたことが分かりますね。

輸入する場合、本国での評価の高低(あるいは“要望・要請”)に関係なく、独自に選択していたのです。(TPP関係者諸君!)

レモンのキッス (2011.06.21)

この皮肉が込められた文章にもニンマリ。そう考えると、この当時のDJや洋楽の制作担当者の活躍、人脈など調べたくなります。
また、師匠も最近知ったというテレサ・ブリューワー版関連お話も大変勉強になりました。


  • レモンのキッス : ナンシー・シナトラ
    この動画で出てくるベスト盤は、師匠記事にあるブレイク後のベスト盤ですね。
  • La danza delle ore
    師匠の記事をこちらで補完するという恐れ知らずの企画。師匠の記事では貼られていなかった、レモンのキッスの原曲、オペラ作品『ラ・ジョコンダ』の「時の踊り」です。

このように、クラシックのポピュラー化もひとつの面白いテーマですね。