加山雄三with NOKIE EDWARDS ― 永遠のギターキッズ
図書館にある加山さん物で未聴のもということで借りてきました。加山さんのギターキッズとして側面全開のアルバムでした。オッサンのためのベンチャーズサウンドものライブと言ってしまえばそれまでなのですが。このアルバムは1998年に8月18日と19日の二日間、東京赤坂BLITZで行われたコンサートのライブ盤です。若大将関連では比較的最近の音源ですが、最近と言っても1998年ですのですでに10年以上前の話なのですが。この年、加山雄三ミュージアムも開館していますし、加山氏としても節目のとしであったのでしょうか。今ライブに代表される加山さんのミュージシャンとしての側面を全面的にフィーチャーしたアルバムですね。参加ミュージシャンは加山雄三&ハイパー・ランチャーズ(元ワイルドワンズのメンバーを中心に結成。現在も活躍中)、ノーキー・エドワーズ、ドクターK プロジェクト、ヴェンチャーズ、中シゲヲ(サーフ・コースターズ)。
さすが全てのロックミュージシャンの原点ともいるベンチャーズサウンドの1998年での正統継承者による演奏といった感じです。何気なく聴いたこのアルバムですがここからの広がりは大きかもしれません。ハイパーランチャーズのインディー物CD「鯛取る」の存在や、このライブでノーキー・エドワーズをサポートしていたドクターK プロジェクトの存在(このライブの当時、ノーキー・エドワーズはヴェンチャーズの一員ではない、その後このころを契機にヴェンチャーズとの演奏も再開する事になります)。現在のサーフィンサウンドの第一人者であるサーフ・コースターズなど興味の範囲は広がりそうです。特に、ドクターK プロジェクトの徳武弘文さんの存在は以前かから気になりつついまだに追いきれていないのです。彼の存在を意識したのはそうこのライブが行われた時期にナイアガラがやや活動期にあった時期とリンクするのですよね。この年、市川実和子嬢の「ポップスター」が発売となっているのですが、この曲のアウトテイクが徳武弘文さんのギターでノリノリのカントリーロックな世界だったのですよね。ちょろその頃からロフトで定期的に開催されているCRT(Country-Rockin'Trust)も未だに参加出来ていない状況です。このころはナイアガラ関連CDを買うのが精一杯でしたからね、今ならこういったライブも行ってみたいですね。
- OPENING~CRAZY DRIVING(加山雄三&ハイパー・ランチャーズ),
Crazy Driving 〜Let's Go〜Rap City- LET’S GO(同),
- RAP CITY(同),
- PARADISE A GO GO(同),
- BURGER&NOODLE(加山雄三&ハイパー・ランチャーズ,ノーキー・エドワーズ),
弾厚作とノーキーの競作曲。- AND I LOVE YOU SO(同),
- SECRET AGENTMAN(ノーキー・エドワーズ&Dr.K PROJECT),
- I’VE GOT A WOMAN(同),
- BOB BOGLE MEDLEY:Walk Don’t Run~Rawhide~Shang Hide~Torquay~The Work Song~Mr.Moto~Comin’Home Baby~Besame Mucho~Rap City~Bumble Bee Twist~Green Hornet’66~Perfidia~Blue Moon(ヴェンチャーズ),
- WALK DON’T RUN’64(同),
- DIAMOND HEAD~PIPE LINE(同),
- BLACK SAND BEACH(ヴェンチャーズ,加山雄三),
- DRIVING GUITAR(同),
- YELLO JACKET(ヴェンチャーズ,加山雄三,ノーキー・エドワーズ),
- MISIRLOU(中シゲヲ,ハイパー・ランチャーズ),
- SHONAN BOOGIE(加山雄三&ハイパー・ランチャーズ,ノーキー・エドワーズ,中シゲヲ),
- KIMI TO ITSUMADEMO(加山雄三&ハイパー・ランチャーズ,ノーキー・エドワーズ,中シゲヲ),
- CARAVAN
出演者全員の合同演奏にてワイプアウト〜キャラヴァン。凄いと言いようがない。
徳武 弘文 〜レコミンツWebマガジン mintsBar〜
加山雄三&ハイパーランチャーズの近況