MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2010年 05月号 「ピンク・マティーニ」

オザケン特集のミュージックマガジンを今更パラッとよんでいたらピンク・マティーニのトーマスとチャイナ二人のインタビューが掲載されていました。実は彼等のことはネット上でしか知らなかったのですが、何故あのようなワールドワイドかつ全時代的な曲が作られるのか伝わってきました。インタビューアは真保みゆきさん。
YouTube上でのこの動画の投稿が話題を呼んだようです。

  • Pink martini - Taya Tan | Live on Later with Jools Holland

彼等の公式チャンネルはここ

チャイナは6ヶ国語くらい話せるらしいです。ヴィッキーさんのようですね。多国語言語にて歌うということの意味ってなんでしょうね。この辺非常に面白いテーマを持っているように思います。ピンク・マティーニの話題からはそれますが、オリジナル、原語によるカヴァー曲、翻訳によるカヴァー曲などの違い面白いです。若い頃は曲に関してほぼ100%サウンド志向であったのですが、最近気になりなのは言語と楽曲の関連性、歌詞の意味性と言語による言葉の持つ音感、この辺の関連性が非常に気になります。うまく研究してまとめられらた音楽評論家になれそうですが私には無理そうなのでそのような書籍とかお探し中だったりします。なにか面白そうな本あれば教えてください。
チャイナは自分が話せない言語で歌う場合は、専門家を見つけて逐一発音をコーチしてもらうそうです。というわけで、ピンク・マティーニがなぜオリジナルの言語にこだわるのか。

トーマス「英訳された歌詞って聞いていてもどうもしっくり来ない場合がほとんどなんだ。僕らがカヴァーしている『日曜はダメよ』だって、ギリシャ語だと素敵な響きなのに、英語詞になると・・・」
チャイナ「野暮よね〜(笑)。これぞアメリカ、って感じで。」

さらに日本語関して

チャイナ「神々しさがあるわよね。言葉って面白いもので、基本を学ぶと、発音のコツもなんとなくつかめるものなの。」
トーマス「日本語も文法構造は難しいけど、音そのものは捉えやすい。語幹がはっきりしているからね」
チャイナ「英語のほうが、理屈に合わないところがある。綴りと発音が一致していない場合がよくあるでしょ。」

その他、いろいろ興味深いインタビューでした。彼等の音楽ってアメリカ的はないように感じますが、彼等は、自分たちこそがアメリカ的なのだと行っています。50年代マンボブームがあったように元来いろいろな国の音楽を受け入れる要素を持っていると思っているようです。「スキヤキ」とかも流行りましたからね。でも、これは時代的なものも関係していてこの時代世界的にそうい傾向が有ったように私は思っていますが・・・
ただ、アメリが人種坩堝だという点においてはアメリカ的なのかもですね。実際トーマスの生家は世界各国からの養子が4人もいたそうで子供の頃からそういったミクスチャな環境に育ったようですね。学生時代のエピソードでは周りがヴィレッジ・ピープル「YMCA」とかに夢中になっているのをみてあんなダサい奴らとは友だちになりたくないと思っていたそうです(笑)。
彼等がどのようにカヴァーの原曲を知ったのかですが、彼等もレコードを掘っていたようです。「Taya Tan」は中古レコード屋の海外コーナーでジャケ買いであったようです。そういえば今日TL経由(記憶があいまい)で知った名言に「レコードのジャケ買いにハズレなし」たしかそんな気がします。
最後にピンク・マティーニ自身の上は下記サイトに詳しいです。
公式サイト
ピンク・マティーニ | PINK MARTINI
ブログ、その他
PINK MARTINI (ピンク・マティーニ) - むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集
最初にピンク・マティーニを知ったのはこのサイトでした。いつもながらよくまとまってます。
おで様流 : カテゴリR45 昭和ムード歌謡な音楽/ピンクマティーニの巻
タ・ヤ・タン/由紀さおり、ピンク・マティーニ|blowin' in the music

特集:特別対談 ピンク・マティーニ×由紀さおり - CDJournal.com CDJ PUSH


MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2010年 05月号
発売元: ミュージックマガジン
価格: ¥ 700
発売日: 2010/04/20