3人の敬太郎 生田敬太郎『24+37』

最近、70年代のいわゆるフォークが流行っていた頃の曲にフォークじゃないんじゃんって曲が意外と多いことに気がつかされております。まだ歌謡曲以外の音楽には目覚めていない時代のこれらの曲。その後、ロックを聴くようになってもフォーク的なるものとしてほとんど無視してきたのがいけなかったのでしょう。年代的にはぎりぎりリアルタイムて知っていて良さそうな曲が自分自身の音楽歴から完全に漏れてしまっているようです。
そんな取りこぼしシンガーのなかに、生田敬太郎さんがいました。失礼ながらまったく知らなかった方なのですが、おなじ「敬太郎」繋がりの三保敬太郎さんでの検索でたどり着いたアルバムがム『24+37』であります。これが、なかなかお二人のよいとこどりのコラボって感じで視聴を聴く限りではよさそうな感じです。基本的に三保敬太郎さんのサウンドから気に入ったのですが、生田敬太郎さんのシンガーとしてのプロフィールもなかなか面白いものがありますね。フォーク・シンガーとしての分類されることもあるようですが、かなり誤解されるのでやめたほうが良いです。完全なソウル・シンガーかつブルージーがな感じが良いです。最近でも活躍されているらしく年をとってからのほうがこの手の音楽はますますカッコイイかも。
生田敬太郎 on Myspace Music
このプロフにも書いてありますが、RCサクセション参加していたですが、生田敬太郎さんが脱退後にRCがブレイクとか、「およげたいやきくん」のレコーディング前のバージョンを歌っていたとか面白い経歴をお持ちです。最近では、あの元ピチカート・ファイヴ高浪敬太郎さんとライブを行ったりしていたのですね、まさにここで3人の敬太郎さんが繋がったというお話。(高波敬太郎さんは最近高浪慶太郎へ名前を戻しているようです。)
いろいろと調べていたら、なぜこれまで知らなかったんだろうというくらいの活躍ぶりですが、売上に結びつかなかったのでしょうね。

『24+37』

全体的にジャズとフォークロックの融合でいまの自分的にツボです。

24+37(紙ジャケット仕様)
アーチスト: 生田敬太郎
発売元: バップ
発売日: 2006/01/25
売上ランキング: 375681

1. 気づいた時には,
2. 解散,
3. 花園から,
三保サウンドのオシャレさに、ブルージーが生田さんの声がたまりませんね。

4. 故郷よ起きあがれ,
5. 決斗,
まさに日本のレア・グルーヴ、かっこいいですね。

6. 地下室,
7. ロックンロール,
8. 日曜日,
9. 流れ星,
10. ひとりごと,
11. 私の恋〜後ろを見よ,
12. 時の流れに


細野晴臣さんや、Char、矢野誠さんが参加したこのアルバムも良さそうですね。

風の架け橋(紙ジャケット仕様)
アーチスト: 生田敬太郎
発売元: バップ
発売日: 2006/01/25
売上ランキング: 321188

おまけ:元祖おたいやきくん歌手、レコーディングされていたらずいぶん違った展開があったでしょうね。

  • およげ!たいやきくん 生田敬太郎 Ver
    これネットしか手に入らない貴重な音源。かなり厳しい音質ですが雰囲気はわかりますね。
    D
  • GET HIP REVUE〜Aug 7,2010 〜およげたいやきくん
    最近のライブでのご様子です。なかなか歌ってもらえなかったようですね^^。でもなんかいい雰囲気が伝わります。

追記:まさに今回取り上げた2枚のアルバムに詳しいページを発見
カトーカズヒロの70年代なつかし音楽談話室(2) 【第2回】 生田敬太郎(と、ELECレコード)