本日のガレージから発掘品
例によって、ガレージのダンボール箱を漁ったら懐かしい物を発掘。このまま発掘品が増えてしまうと、置く場所がないからガレージにしまったのに、また書斎が溢れて再整理しなければいけなくなりそうです。もっと簡単に過去の書籍にアクセス出来るような仕組みを工夫しないといけないようです。
GUY'Sザ・プロマイド
この本の出版は82年なんですけど、この昭和の時期から昭和を懐古するブームのような物はあったのですね。この時点でこれを購入している私って、やはり単なる年寄りの懐古趣味じゃなく芸能史好きなんだなとつくづく思いました。この本、男性編と女性編で分冊になっているのですが、アイドル好きとしては興味深い女性編が見つからなかったには残念です。確実購入しているはずなのでまたいつの日にか出てくることでしょう。
内容に関してですが、単なるプロマイドの歴史や紹介でなく、その当時のスターのちょっとマニアックねた記事が面白いです。それもそのはず、ライター陣は、ツイートにも書いてありますが「東京おとな倶楽部」、「よい子の歌謡曲」、「REMEMBER」という当時の音楽系サブカル誌に書いていた方々なんですね。今回チラッと斜め読みしてみると、全体の中でGSの存在は大きいですね。
漫金超(ゴールデンスーパーデラックス)
この漫画雑誌は、当時としてもかなりマニアックな部類のマンガ雑誌で、季刊とは書いてありますがほぼ不定期な感じでした。掲載漫画家の中では、いしいひさいちが一番メジャーでしょうか、その他、大友克洋、川崎ゆきお、さべあのま、高野文子、ひさうちみちお、などなど、いわいる当時ニューウェーブと呼ばれた人達ですよね。それにしても、ひらがなな名前の人多いですね。この創刊号のなかで一番印象深かったのは、高野文子の「田辺のつる」です。この作品はホント当時衝撃を受けました。ボケ老人を幼女として描くマンガならでは表現といい絵柄も凄く好み。また「絶対安全剃刀」読み直したくなてきました。
80年代bit誌
- 15:41 ついでに発掘IT編: 80年代bit誌、インターネットブレイク前夜。まだAIが流行っていた。
これまた、懐かし本ですが、私がIT関連の人であることを忘れないようにするためにもこの雑誌を取り上げておきましょう。特集は、C言語本でも有名な石田晴久氏と当時スタンフォード大学のCrispin氏らとのハッカー対談。X-Windowの開発の話や最後にはハッカー談義ということもあり、GNUのストールマンの話でしたね。まだLinuxが出てくる前の世界ですから、フリーソフトウェア財団の考え方かなり衝撃を受けました。MITの割にはヒッピーな感じですよね。
メイン特集が「Uranus入門」。こんなのIT業界の人間でも、もう誰も知らないでしょうね。いまでは完全に忘れ去られている存在。当時、人工知能が流行っていた流れのなかで、人工知能で利用される知識表現を特異とする言語といったところでしょうか。私自身卒業研究は当時の流行りということもありAI関連であったのですが、Uranusなんて全く知りませんでした。人工知能用に利用される言語といえば、もっぱらLISP、せいぜいPrologといったところでしたので。