席亭 立川談志の「ゆめの寄席」CD全集
このところ、通勤途中などに、落語を聞いています。数年前も、ポッドキャストで配信されていた「ニフティ寄席」を聞いていた時期がありました。久しぶりにサイトを見たらなんと、有料コンテンツに成っているではありませんか、昔は無料だったのになあ。近所に寄席とかないし、行く暇もないので、このポッドキャストは大変楽しみでした。このおかげで、古典の有名な作品を知ることができました。ただ、若手の"二つ目"落語家によるものなので、名人とされる方々の落語を聴いてみたいと思っていました。そこで、図書館で入門的に借りてきたのがこのCDです。いきなり志ん生の全集とか借りるよりも談志の解説つきの様々な有名芸人たちの芸を聴く方が良いかなと思ったからです。このCDはタイトル通り「寄席」であるので、落語ばかりでなく漫才、漫談、音曲なども楽しめるので、本当の寄席に行ったことの無い私としては良い入門編となりました。次は古今亭志ん生か柳家小さんかな。
ちなみに、落語で衝撃を受けたのは「頭山」ですね。当時SF小説にハマっている頃だったので、これこそ日本の誇るSFの古典と思いました。とても映像が不可能なまさにスペキュレーティブフィクションとしてのSFですね。このオチといいSFのもつセンス・オブ・ワンダーに満ち溢れています。
