のだめカンタービレ 最終章 前編

本日、レイトショーにて観てまいりました。最後まで、本日から上映の『かいじゅうたちのいるところ』とどちらにしようか迷って、お気楽そうな「のだめ」にしました。まあ、想像通り、以前放送されたTVスペシャルの延長の出来でしたね。まあ、続編なんだから当たり前か。TVサイズのギャグに異常に綺麗なヨーロッパの景色。観光映画?って感じでもあります。じゃ、「DVDで観りゃいいじゃん」なんだろうか。でも最大の違いが、映画館の音響設備なんですね。最近特に映画館で音楽をって思います、その点この映画はある意味音楽が主役でもあるので、劇場で観る価値はあります。まさに、音楽で笑いも涙もあるました。最後は前編ということもあり早く次回が観たいって感じでちょっと辛いです。
クラッシクは丸っ切り初心者な私ですが、実にわかりやすい解説付き音楽鑑賞会って感じです。ある程度クラシックに詳しいひとは、ディズニーのファンタジアがそうであるかのように曲に対するイマジネーションが固定されることを嫌がるかも知れませんがね。でも、それでいいです、この映画もある意味演出がマンガでアニメなんですよね。だから冒頭「魔法使いの弟子」が使われたのはオマージュかな。
ファンタジア2000 魔法使いの弟子

ボレロの演奏は笑えました。クラシック版スパイク・ジョーンズ&ザ・シティ・スリッカーズって感じかな。
クライマックス近くにバッハの演奏では「弾き振り」というものをはじめて知りました。この曲の使われ方が印象的。後編へ続くですね。
Glenn Gould : Bach - Keyboard Concerto No.1 D minor BWV 1052

やはり「のだめ」のエンディングというとこの曲ですね。
ラプソディ・イン・ブルー(ピアニカバージョン)

「のだめ」最良のクラシック入門映画だと思います。音楽は楽しいのが一番です。