楽しいチンドン・むかしのうた - アダチ宣伝社

先日、図書館で発掘。以前より、ジンタとか興味はあるんだけどCDとかまで買うほどのきっかけがありませんでした。ちょっとお試しで借りてみました。チンドン屋とかって今では古典芸能的な存在ですね。私が小さい頃は、普通に広告のメディアとしてまだ機能していたような気もします。
このアルバム、チンドン入門編とったところでしょうか、基本的なところは押さえてますね。「アダチ宣伝社」まったく知らなかったのですが、チンドン屋風音楽を演奏するアーティストかと思ったら、ちゃんと宣伝をメインに営業しているんですね。
この中でも、特筆すべきは、次の3曲でしょうか。どれもアダチ宣伝社の演奏ではありませんけど・・・

  • カチューシャの唄

作詞は島村抱月と相馬御風、作曲は中山晋平、大正3年の曲で、歌謡曲の元祖的存在
トルストイ『復活』の劇中歌として作られました。この演劇まわりの出来事などを辿って行くと色々興味深い事が出てきそうです。今度あらためて調べてみたいと思います。この歌から「ゴンドラの唄」の流れとか興味深いです。
復活(カチューシャの唄)松井須磨子

歌詞の風刺性といい、これこそ、ロックあるいラップの元祖とも言える曲です。日本人が最初にレコーディングしたのがこの曲であると言われています。「ほら、心に自由のタネをまけ!」
ちょっと長いですけど、いいドキュメンタリーです。

  • 美しき天然

なんといっても、チンドンといったらこの曲ですね。サーカスのイメージがありますが、実際このような雰囲気のサーカスって見た事無いんですけど。おそらく昭和のTVで刷り込まれたのでしょうね。

1. 竹に雀(お囃子),
2. 千鳥(お囃子),
3. カチューシャの唄(大正3年),
4. 軍艦マーチ(明治30年頃),
5. ハイカラ節(明治41年),
6. 黒田節(福岡県民謡),
7. 炭坑節(福岡県民謡),
8. 長崎ぶらぶら節(長崎県民謡),
9. 米洗い(お囃子),
10. オッペケペー節(明治21年),
11. 四丁目(お囃子),
12. 美しき天然(明治33年)

楽しいチンドン・むかしのうた
アーチスト: アダチ宣伝社
発売元: キングレコード
価格: ¥ 1,901 (5% OFF)
発売日: 2005/02/02
売上ランキング: 110224
おすすめ度 4.0

最後にイマドキのカッコ良くなったチンドンいやジンタの曲を紹介
浅草ジンタ ノルソル