ThoughtWorksアンソロジー ― 「ラストマイル」
「ThoughtWorksアンソロジー 」を現在読んでます。まず冒頭はRoy社長のエッセイです。これまで彼らが提唱し続けてきたアジャイルな開発の本質を、ちょっと聞き慣れない言葉「ラストマイル問題」というキーワードでまとめています。ソフトウェア開発をTCP/IP通信のエンドツーエンド接続性にたとえ、開発のライフサイクルでは通信のごとく紆余曲折あるけども、本当にビジネスに有効に使われる寸前の「ラストマイル」が重要よんって感じな話でした。小規模な新規開発で、過去の資産のしがらみの無いような開発では単一回線のみ通信のような物で、「ラストマイル」問題は発生せず、複雑に改造が進み、もうそろそリニューアルしないとねって感じのシステムは現在の進行中のビジネスとの調整もあり、開発したリソースをリーリースするのも大変だから、アジャイルな仕組みの自動化やバージョンの無いソフトウェアを目指しましょうって話でした。しかし、彼らは本当にこのようなメタファーを持ってくるのがうまいですね。