ハイペリオン〈上〉〈下〉
やっと読了。やー長かったよ。久しぶりにこんな長い小説読みました。それも苦手な翻訳もの。でも面白かったですね。私がSFを夢中になって読んだのは70年代から80年代が中心ですので、いまのSFがどうなっているのか検討もつかずに読み始まったのですが、中身はかつてSFを読んだときのワクワク感を感じることができました。私自身SF好きと言ってもそんなに多くのSF小説を読んだ来たわけではありません。特に翻訳物は、人名などの問題もありその世界観に入り込むのに大変なのでほとんど読んできませんでした。そんな私でも、いくつかの引用(オマージュ?)を見つけ出すことができました。もしかして詳しい人が読んだらその手のオンパレードなのかな?と思いつつ読みました。ヴァーミリオン・サンズのJ.G. バラード的なニューウェーブSFやギブソン効果に代表されるサイバーパンクなどが読み取れました。でも、せっかく読み終わったのに、この本は、この後に続く、「ハイペリオンの没落」、「エンディミオン」、「エンディミオンの覚醒」と続く始まりに過ぎないのかと思うとこの先にまだまだ読まなくてはいけないのか・・・