フューチャリスト宣言
はてのサイン本キャンペーンが、ハズレたので買っちゃいました。「ウェブ進化論」、「ウェブ人間論」に続いて非常に面白かったです。なにが面白いって、この一貫したオプティミズムな感じとか、徹底した若い世代へのエールとなっている内容ですね。私自身が20代からやり直したくなってきますね。本当、今の10代、20代がうらやましい。だから、気がついたら、この本の内容を一生懸命、小学生の息子に伝えようとしてました。まだちょっと早いかな。この本にあるように、自分の息子には「好き」を貫いて欲しいです。またそれが出来る可能性がある息子たちがうらやましいです。この本の著者とほぼ同年代の私には、そのような未来があるのでしょうか?でも、自分は、まだ少しは「好き」を仕事にしてきたほうかな?
前2冊のときにも感じましたが、私の世代くらいになると、若い世代へもっとまともなことを、この著者たちみたいに伝えたいですね。精神年齢だけは低いから、若い世代へ継承すると言うよりもまだ自分がって気持ちが強いのです。だから、既得権をもった旧世代的なやり方に固執することなく、若い世代といっしょにやってゆきたいと思ってますけどね。というか、若い世代そのものになりたい!
ところで、この本のキーワード「偶有性」は「ある事象が半ば偶然的に半ば必然的に起こるという不確実な性質」だそうですが、知らない言葉でした。ネット上で起こる「創発」みたいなものでしょうかね。「群集の叡智」とか考えるとわくわくしますよね。IT系の仕事かかわっているなら、すこしでもこのわくわくに係わりたいものです。
さて、読み終わったからブックオフへといかないところが、まだ吹っ切れていない世代なのですよ。
- フューチャリスト宣言
- 発売元: 筑摩書房
- 価格: ¥ 735
- 発売日: 2007/05/08
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