つべからひとつかみ - 白い蝶のサンバ

小学生には似合わない、でもみんな歌っていた曲のひとつ。大ヒットしていたということなのでしょうね。

阿久悠作詞  井上かつお作曲  
あなたに抱かれてわたしは蝶になる
あなたの胸あやしいくもの糸
はかないいのちさだめなの
あなたに抱かれてわたしは蝶になる
涙をためくちづけ受けるのよ
あふれる蜜に酔いながらおぼれるのよ
恋は心もいのちもしばり
死んで行くのよ蝶々のままで
あなたに抱かれてわたしは蝶になる
気ままな夢忘れて苦しむの
はかないいのち恋のため散らせるの

まあ、こんな歌詞ですからね。蝶はどちらかといと、男性のイメージもある言葉ですが(森進一の「花と蝶」)はかない命などの共通点も。今から考えるに冒頭のやや早口でうたうあたりのリズム軽さがつい子供でも口ずさみたくなったのではないかと。ランドル背負った小学生がみんな歌っていたわけですから、いやですよね(笑)。
森山加代子さんのイメージは、わたしの中ではこの曲で強烈に印象づけられています。ですから、後に60年代カーバーポップス時代の加代ちゃんを知った時には、この当時の世間の人と逆なショックをこの10年後くらいに受けることになるのでした(まあ、その手のショックはやまほどあるのですが。。)。
この曲、やはり曲自体も良いためか、カヴァーも意外と多かったのですね。

  • 森山加代子 白い蝶のサンバ
    編曲:川口真。マイルドなサウンドでボーカルがたってますが、ベースラインが良い意味で歌謡曲的な特徴が出てますね。当時すごい大人な女性と思っていましたが、けっこうアイドルちっくでかわいいですね。
  • Dita Von Teese meets 森山加代子「白い蝶のサンバ」
    カバーではないけど、動画面白いので。ディータ・ヴォン・ティースってマリリン・マンソンと結婚していたのですね。(その他つながりメモ:蜷川実花
  • D-Loop - 白い蝶のサンバ
    音が新しい(笑)、良くも悪くもエイベックス的。もはやサンバではない。
  • 島谷ひとみ / 白い蝶のサンバ
    編曲:CHOKAKU 。SMAPでおなじみのちょっかくさんのアレンジ。島谷さんはカバー専門歌手なのか
  • Morning Musume / Shiroi Chou no Samba
    編曲:藤澤慶昌。アイドルが昔のポップスをカバーするのは無条件によいと思ってします体質です。やはり、このプロジェクトいいもの残してますね。
  • 白い蝶のサンバ - 一青窈
    編曲:武部聡志一青窈さんも、ある意味歌謡曲オタクてきな歌手ですよね。アレンジは武部さんだったのですね、というか一青窈さんのこの辺の活動のプロデュースをされていたのですね。80年代アイドル歌謡ではこの日の編曲を追ってきいていた時期がありました。(その他つながりメモ:ムッシュかまやつ