序章(つづけられるかな?)「愛燦燦と…美空ひばり物語」 よりの気づき

10年以上前に、NHKの深夜放送、「ラジオ深夜便」をかなりよく聴きこんでいた時代がありました(いまでも良い番組ですが、なかなか聴く機会がありません)。そこで、音楽番組を担当されていた、池田憲一さんの解説が大好きでした。そこで、彼の書いた書籍を図書館で検索して借りて見ました。それがこの本です。まだ、ほとんど読んでいないのですが、なかなか良い作りになっています。池田さんならでは体験談を交えてひばりさんの伝説に迫っています。最後に付いている年表や各種記念館や歌碑などの付録も資料として役立ちそうです(コピーしておこうかな)。
そこで、まだ、読み始めて最初の部分から気になる記述。少女歌手としてひばりさんの存在。童謡歌手と少女歌手の違いなどですね、これは、また別の宿題テーマ戦前の童謡ジャズともつながり大変興味深いものがありました。少女が大人の曲を歌うことの是非などの問題とそれを要望する大衆の関連など、ここら、関連&妄想展開は、元アイドルオタの私としては非常に興味あるテーマへ繋がるかなと思ったりです。
サトウ・ハチローさの美空ひばり批判とか興味深かったです。戦後の海沼実と川田姉妹の童謡の世界からひばりさんの大人の歌を歌う少女歌手へ浮浪児が溢れていた時代との必然のともに語られています。

  • 東京キッド 美空ひばり
    ほんとは河童ブギウギを貼りたかったのですが、現在ないようです。
  • 蛙の笛 川田正子 川田孝子




愛燦燦と…―美空ひばり物語
発売元: エイクリエイト大阪本社
発売日: 1998/01
売上ランキング: 1237114