男と女

おそらくみんなが知っている、クロード・ルルーシュ監督の有名作品「男と女」です。音楽は先月TV AGE講座でも取り上げられた、フランシス・レイです。
2011-12-17(土) TV AGE講座 シリーズ映画音楽の巨匠「フランシス・レイ」
もちろん、有名な「ダバダバダ」キャットの音楽は大好きな曲ですし、 出演しているピエール・バルーとの関連です80年代にちょっとしたブームもあってこの映画自体の周辺知識はある程度あったのですが、いままで観たことがありませんでした。そもそも恋愛映画とかってあまりみない方だし、そんな先入観でレンタルで借りてくることもなかったのです。テレビ放送もあまりしないタイプの映画ですよね。それが、今回先の TV AGE講座と下記のブログの影響で観て見ることにしました。
むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: 映画 男と女 (Un homme et une femme) クロード・ルルーシュ フランシス・レイ
むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: Un homme et une femme: 20 Ans Deja (男と女 II) ほか
そして、観たかんそう(小学生みたい)。モータースポーツ映画でした。もちろんテーマである男女の心の描き方(綺麗な男女の綺麗なお話)、そして音楽やロケ地であるノルマンディ海岸にあるドーヴィルもホント素晴らしかったです。そして季節は冬(特典映像のなかで監督自身おっしゃってましたけど、この寒い季節ほど恋愛はり上がるのですね)の風景。演出も過去と現在がフラッシュバックする手法にカラーとモノクロのバランスなどなどさすがによくできた映画だと思います。それが、監督自身も語っているように、ある種、ドキュメントのような作りで制作されているリアリティを感じることができました。
そんななかのひとつの効果でもあったであろう、モータースポーツのシーンに釘付けでした。なかでも、レーサーでもある主人公のジャン・ルイがフォード・GT40をテスト運転するシーンは素晴らしいですね。このジャン・ルイ自身が本当のレーサーでもあり、このキャスティングがこの映画のすべての始まりではないでしょうか。映画のなかでモータースポーツに対するエンジン音の重要さを語らせているだけあって、このシーンのエンジン音込で素晴らしいです。

  • Racing scenes from Un homme Et Une Femme by Lelouche 1966

また、ル・マン24のレースシーンもありますし、映画終盤のモンテカルロ・ラリーのシーン撮影では、ジャン・ルイと監督らが実際にラリーに登録して走った映像を収めていたとは恐れ入りました。とくに雪道でのラリーシーンは、「あっ」とおもいましたよ、これホイチョイの「私をスキーに連れてって」で引用されてんじゃんないって。会いたい彼女に車を飛ばして会いにゆくところもね。「私をスキーに連れてって」で利用されていたセリカGT-FOURもモンテ・カルロ・ラリー制覇しましたしね。

おまけ:

  • CELICA GT-FOUR ST165 「私をスキーに連れてって」
    こっちは、リアリティないけどね(笑)でも大好きなシーン



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