つべから一掴み - カチューシャ/アル・カイオラ楽団

本日の1曲はこのカチューシャ。最近ネットで「カチューシャ」と検索すると「AKB48」だらけでございますが、本日はこの曲。(AKB48も嫌いじゃないですけどね、余談になりますが、年頃の息子がふたりもいるのですがどちらもこの手のアイドル系にまったく興味を示していないのはいかがなものかと。まあ、私もアイドル歌謡は好きだったけど部屋にポスターを貼ったり特定のアイドルに夢中になった経験はないのですけどね。)
アル・カイオラ楽団といえば、一般的には西部劇の「荒野の七人」や「ボナンザ」のテーマ曲で有名ですが、あえてこの曲。それは、日本で曲としてヒットしたのは、この曲のみだからです。先日のブロンソン繋がりとしては西部劇もの映画音楽も捨てがたかったのですが、大作になりそうなので別の機会ということで。映画としてはヒットしているのですが、アル・カイオラ自身へはあまり注目されなかったようです(当時)。
で、このAKB48でないカチューシャ*1なのですが、ロシア民謡ということもありこの手のギターサウンドは、日本民族の琴線に触れるのでしょうね。この時代、特に日本でヒットしたギターサウンド傾向を売上枚数とかの数値で分析出来れば面白いでしょうね。この時代のギターサウンドが北欧やロシアのイメージを持つのは日本だけなのでしょうか?あるは世界的なものなのか?サウンド時代はトルネードズなど共通した物が全世界でヒットしていましたが捉え方がどうであったのか気になります。この辺のサウンドは最近気になりのアジア系でもよく耳にしますので。

  • カチューシャ/アル・カイオラ楽団
    私が持ているレコードランキング資料では、B面は「2つのギター」となっているのですが、この動画は「モスクワの夜はふけて」となっているので、当時よく有った別バージョンのシングルなのでしょうね。この辺になるとたくさんの方カヴァーされているので何がオリジナルであるのかが非常に分かりにく構造になってますね。時系列に整理された大全みたいな資料が欲しいです。いずれのバージョンもロシア民謡ものなのですね。
  • 2つのギター
    「カチューシャ」のB面曲で同じくロシヤ民謡が原曲ですね。スプートニクス版で有名ですが、歌詞をつけた小山ルミ版もよいです。
  • モスクワの夜はふけて
    「カチューシャ」のもうひとつのB面収録曲。意外と北欧色は薄く初期の「Guitar Boogie」みたいな楽しい曲。フランク永井やピーナッツ版もありこの曲だけで特集したいくらい。
  • 荒野の七人のテーマ
    やっぱこれ有名なのにね。今にして思うと典型的なこの西部劇のテーマにロシア民謡もにあるこのエレキサウンド。

2011.11.12追記:アル・カイオラ情報が追加されました

日本語情報が少ないアル・カイオラのアルバム情報です。ジャケットもよいですね。
むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: Al Caiola SOLID GOLD GUITAR (アルバム)

*1:なかり、しつこいですね、検索で飛んできた人はさぞがっかりすることでしょう