ジョーイ・ラモーン 10回忌
リアルタイムに経験しているラモーンズですが、意外と70年代はラジオから流れる程度曲しか聞いてませんせんでした。70年代高校生の私はもちろん、パンクっ子。安全ピンも顔に刺してましたしね(ウソです、服にアクセサリ程度に付けるのが精一杯でした、痛いのいやですから)。そんな、ピストルズよりなパンクっ子はあまりラモーンズ聴いてなかったんじゃないかなと思います(私の周りだけかもですが)。まあ、若さ故のパンクより過激な部分に共感していたのですけどね。と同時に、当時から気がついていましたが、パンクの気持よさって、シンプルな3コードロックン・ロールなんだなと。70年代当時もリアルタイムなヒット曲より過去の作品の掘り返しばっか聴いていた時期に(特にビートルズから始まってプログレ効き始めた頃)、ラモーンズ的な物は凄い快感でした。
フィル・スペクターがプロデュースしていたアルバムの存在も後追いで知りました。ちょうど大瀧師匠がロンバケ製作中にラモーンズの『エンド・オブ・ザ・センチュリー』プロデュースしていたかと思うと感慨深いものが有りますね。このシンプルなパンクロックはスペクターにとって格好の餌食だったのでしょうね。奇しくもパンク少年が滝壷に落ちる時期と同じ時期であることは自分史の中でも興味深い出来事です。それにしてもこのような気づきが今になってわかるというのもなんだかなと思います。過去の音楽振り返り始めてからつくづくそういう思いが多いです。その時代にもっと突っ込んで聴いていたらもっと面白い展開が有ったのにななどと。まあ、それが若さなのでしょうね。「若さとはバカさだ」
- Rock and Roll Radio - Ramones
- The Ramones-Baby I Love You
わたしゃ大好きですが、このプロデュースじゃ、嫌がるファンもいるでしょうね。 - RAMONES -Do You Remember Rock'n'Roll Radio?(on Japanese T.V. Show,1980)
有名なレッツゴーヤング出演動画。当時たまにこの番組観ていたのですが、この出演回は見逃していました、残念。観てたら絶対こりゃ覚えてるよね。
ジョーイ・ラモーンの生きざまも、ある意味ミュージシャンらしい感じではありますが、ちょうど10年前の2001年4月15日にリンパ腺癌で亡くなっています。享年49歳!なんといまの私と同じ年じゃありませんか。その10年くらい前から治療で苦しんでいたらしいです。これだけ影響力のあるアーティスト、生きていればまだなにか素晴らしい活動が期待できたのになぁ、残念であります。
命日ため、急遽企画となりましたが、また改めて特集したいバンドです。