沢田研二 あの娘に御用心

改めて気がついたんですけどジュリーと大瀧師匠は1948年生まれの同い年だったのですね。同い年ということもあり、大瀧さん自信けっこう意識していたらしいです。年代的に同じような楽曲を聴いて育ったのでしょうね。中学生時代がポップス黄金期ですね。

この曲の大瀧さん自信の解説から抜粋。
ナベプロのジュリーとのお仕事は75年5月に発売された「ナイアガラムーン」の評論がナベプロに人の目に止まったたことがきっかけらしいです。

コーラスは大瀧と山下達郎。サックスは稲垣次郎。『ナイアガラ・ムーン』で頻繁に使用していたリズム・ボックスを使用、ドラム抜きで細野・茂・松任谷でベース・ギター・ピアノの演奏を先に録音。それに林立夫が後でドラムをダビングするという変則レコーディングでした。アルバム・スパーバイザーの加瀬邦彦さんとお会いしたのもこの時でした。

まさに75年当時のナイアガラ素晴らしいメンバーでのレコーディングです。しかし、この素晴らしい曲がなぜシングル化されなかったのか?それは、当時のナベプロディレクターの発言で「あんなに発音のきれいだったハズの沢田の日本語が不明瞭だたのでシングル化を諦めた」とあるようです。その後、95年大瀧詠一SONG BOOK2が発売されたときにわかったことですが、実は最終リミックスされたバージョンのヴォーカルトラックはリハーサルバージョンでありOKバージョンではなかったそうです。上記の動画、95年版SONG BOOK2の音源ですね(おそらく)。下記の動画がアナログ版からのものですがアナログからなのでちょっと分かりにくいでしょうか。

まだこのころは大瀧さんもライブなど出演されていいたので、翌年のシュガーベイブ+坂本龍一演奏での渋谷エピキュラス公開録音などでは、「あの娘にご用心」とサービスで「時の過ぎゆくままに」を歌っていたらしいです。ぜひ聴きたかったですね。