大瀧詠一 Song Book I-大瀧詠一作品集Vol.1(1980-1998)-
ナイアガラーとしては、大瀧さんご自身がプレスリーに行っている行為と同様にこれら、リマスタ版を購入するのは「お布施」なのですよね。とくにビックリするような音源があるわけでもないんですけどね。マスタリングの技術は素人の私にも分かるくらい音質上がっていますが、詳細を語れる程耳が良いわけでもないので、他の方のレビュー記事を楽しみたいと思います。レココレ4月号の本人インタビューが適切ですかね。で、今回の特徴ですが、曲順が変わりましたね。トータルで聴くと心地よい、ナイアガラにどっぷり浸かれます。
1. A面で恋をして (CM Version)
2. Lemon Shower
3. あなただけ I LOVE YOU
4. 恋のハーフムーン
5. さらばシベリア鉄道
ナイアガラじゃないけどこのアレンジも面白い
6. 哀愁のコニーアイランド
7. 風が吹いたら恋もうけ
8. いかすぜ! この恋
9. ロンリー・ティーン・エイジ・アイドル
10. 大きいのが好き
11. 星空のサーカス (シングルヴァージョン)
12. ROCK’N’ROLL 退屈男
13. Rock’n’roll Good-bye
14. ☆ポップスター
15. ☆うれしい予感 (アルバム・バージョン)
ナイアガラ中最高傑作の部類だと思ってます
16. ☆いちご畑でつかまえて
17. 風立ちぬ
18. Tシャツに口紅
19. 夢で逢えたら
20. フィヨルドの少女
21. ☆幸せな結末
☆:今回のリマスタで追加された曲
基本的な派手なリマスタリングは行っていないのですが、すぐに気がついたところでは「風立ちぬ」の冒頭のCMバージョンはカットと、「A面で恋をして(Instrumental Version)」丸ごとカットは残念でした。ただ、トータルでの繋がりの心地よさを重視しているようにも思えました。たしかに、CD選書盤の「風立ちぬ」のつなぎはちょっと違和感ありましたからね。ナイアガラーとしての資料価値はあるのですが。
また、Amazonのレビュー低評価なコメントが目立ちますけど、あたかも新譜的なものを期待する姿勢での評価は的外れであると思います。中途半端なファンは購入の必要ないです。あくまでも、何曲でも同じ曲を購入し続けられるようなコアなナイアガラーか、新たに聴き始めるあるは、CD選書盤を持っていないような方のタメのものかと。
今回、この盤を聴くことによって、シャネルズ(ラッツ&スター)との関係の深さを再認識しましたが、師匠音源の為だけに「The Complete~History of RATS&STAR~」を購入する事が出来ない私は、ナイアガラーとしてまだまだである事を感じました。