オリコン・ウィークリー(創刊当初)

歌謡曲の本格的にハマりだしたころ、オリコン・ウィークリーが創刊されました*1。毎週どのような曲が売れているのかがわかる、売り上げチャート週刊誌なのですが、創刊当時は普通の書店では売ってなくて、大手レコード店などでしか買えなかったように記憶しています。大きさもタブロイド紙のようなサイズでオリコン新聞とか呼ばれていたような気がします。当時歌謡曲マニアな私は、毎週のチャートチェック(毎週購入できていたわけでは在りませんが)や芸能情報を入手しておりました。チャートという流行ものを扱うせいか、歌謡曲以外の流行を分析するような記事が印象的でした。有名な話では、車の形の角形、丸形の流行の周期が約3年半であるとかの話が凄く好きでした。そのころ、学校でもOR(オペレーションズ・リサーチ)を勉強していたので特にそう感じたのかもしれません。その後、IT業界に入ってからもこの手の統計関連のお仕事は関係してきましたが、もとになる理論は未だに良くわかっていません。そこが、科学者と技術者の違いなんですよね。金融工学のお偉いさんがいるコンサルティング会社の実装下請けしたときなんかさっぱり分らなかったですからね。需要予測や、予審調査など統計的に考えると大規模データの中からコンピュータによって力ずくでルールを見いだすことが出来ますが、細かなところではやはり未来予測は不可能なんですよね。
前述の車のデザインでもそうですけど、過去のデータの分析でしかないから予測は常に過去と同じ条件が続けばという事を前提してますからね。

BGMそのころの代表的なヒット曲
久保田早紀 - 異邦人

*1:本格的な業界誌としてはもっと前から別の刊行物がありました