見積が甘いな

対外的にスケジュール調整しているとどうしてもバッファを見積もってしまいます。実はこれが、全体の納期短縮や効率化においては問題となることが良くあります。理想的には、見積はあくまでシビアにぎりぎりの工数にしておいて、作業にかかるほうが良いのですが、当然マーフィーが現れたりとかして見積通り作業が進まないことが多いです。しかし、余裕めの見積にすると、作業が完成するのは、なぜか余裕で見積もったハズであるのに、見積時間に完成するんですよね。最終的な作業時間を短縮するのには、厳しめの見積にしておくのが良いのです。しかし、これには副作用もあります。一つは、実際の作業者が常に見積より遅れて完成することにより自身を過少評価してのモチベーションダウンとか、対外的な作業内容に対する信頼低下(対外的な完成時期を厳しめの見積に合わせることによる納期遅れ)等です。
しかしです、その対外的な信頼のために見積に余裕を持たせることにより、顧客は納期短縮の機会を逃している可能性があるのです。そもそも、その依頼の仕事何のためにあるのでしょう、依頼された作業結果の成果物を利用して次の(その顧客にとって)成果物に役立てるためではないでしょうか?それならば、納期遅れを気にするよりも全体としての最適解を重視するべきではないでしょうかね。