デブサミ2007 2日目 -参加メモ-

2日目です。ちょっと疲れてきました。一日中座って聞き続けるのはかなりつらいです。体重オーバーなため、お尻が痛いです。今日ははれていたので、雅叙園をでて食べるところを探しました。私の好きな、「陳麻家」があったので、「陳麻飯」に「四川山椒」いっぱいふっていただきました。

googleをけって、やっぱRubyでしょというか、角谷さんでしょ。前編、角谷さんRubyに対する熱い思いのお話。春にでる「JavaからRubyへ」の宣伝です。実際はいろいろ苦労もあるのでしょうけど、自分のやりたい仕事を、組織、チームのなかでうまく調和をさせてやっているんだなとうらやましくなりました。未読ですが私の気になっている著書「Joel on Software」「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」「My Job Went To India」の紹介などもありグッときました。実際の導入に関しての話では協調ゲームであり、上から押し付けないなど、わかってはいるのですが実行に移すのは難しそうですね。それを乗り越えるだけRubyに惚れているかってとこを問われるのでしょうかね。また、チームみんなMacっていうのもうらやましすぎる。最後のRubyとビジネスの未来の部分で紹介されていた「Open Class, Open Companies」は後でじっくり参照させていただきます。(ref. mput の日記。)

コアな技術的なセッションは実務にも役立つ.NET系のセッションへ参加しました。
WEBプログラマでない私には、やはりMSのASP.NET 2.0の特徴であるHTMLの隠蔽はいいですね。実際開発時には、知らないと問題解決できない局面は多々足りますが、思想としてフレームワークに組み込まれているのはいいですね。2.0になって、完全にWeb標準に対応されたようです。設定により、XHTML1.0TransitionalやXHTML1.1とかに切替可能らしいです。同様の思想でAJAXも実装されており、AJAX用コントロールの利用で簡単にAJAX実装可能です。たとえば、UpdatePanel内にコントロールを配置すると、ページ全体の再表示は行なわれず、その部分のみの更新が可能です。これを利用すれば現在制約が加えられている表現にもっとバリエーションが加えられそうです。

サイボウズの副社長(現在は違います)、フィードパス社長の津幡さんのエンジニアに向けてのお話です。サイボウズ社の簡単な紹介から、サイボウズ自身の今後の問題点の視点からエンジニアに対しての要望というかアドバイスの数々。参考になりました。個々の指摘項目はごもっともなことばかりです。一人の天才エンジニアがほとんど製品を作ってしまうようなモデルから組織化への過程での問題点はこの業界に昔からある問題ですね。GoogleAppleを憧れでなく、競合と考えるなどは、いかにも経営者的視点ですね。見習いたいものです。ただ、今回のセッションが自社に対するリクルーティング的な意図もあったならば、その成果はどうでしょうかね。津幡さんは、文系人間であり、それゆえに、エンジニアにとって役に立つアドバイスである面もあるのですが、求心力という点では、優秀なエンジニアがそこで仕事をしてみたいと思わせるようなオーラは無かったですね。はてなの近藤さんとは対照的な感じの人でした。Feedpath zebra にはちょっと興味有りです。

ERPってほとんどスルーしていた領域ですが、成長しているんですね。SAP&Oracleの寡占状態なんですね。また、ERPコンサルタントって私のイメージの中では、上流工程や経営分析的なところに関して難しいこといって高い金引き出して、現場無視の高価なパッケージ売りつける人たちというイメージがありました。しかし、このセッションの講師の方くらいになると、話している内容に説得力ありますね。自分が導入企業経営者だったらどんどん金出しちゃいそうです(笑)。意外だったのは、最近はERPコンサルタントも実装技術までの理解が必要であるということでした。それじゃ通常のエンジニアとあまり変わらないじゃなしですか?これは、コンサルタントは、最終的なお客様にとっての喜ぶような価値に対する説明を加えることでエンジニアとは違うそうです。ERPコンサルタントにかぎらず、エンドユーザと直接会うことの多いエンジニアにとっては必要なポイントですね、「見え方」より「見せ方」って。その他一流コンサルタントの武勇伝などけっこう面白いセッションでした。

SOAシステムを設計する上での実践的な設計パターンが紹介されました。キャッシュやバッファなどの機構を設ける話や、非同期紹介パターンなどSOAに限らず、通常の通信システムで利用されるようなパターンを利用するのだなと思いました。トランザクションにおける、楽観的並列制御の考え方も同様ですね。初期要求モデル記述の紹介されたi*(アスター)法というのは初耳でした。後で調べときます。

【15-C-2】とちょっとかぶってしまいましたが、ASP.NET2.0 AJAX の紹介です。デモがふんだんに使われてわかりやすいセッションでした。AJAXの利用が、マッシュアップ的な利用における、WEBサービスの利用を促進するのではないかと話していました。処理(サービス)毎に別サーバにやらせるとか、地図参照などは、自分で作らずにどんどんマッシュアップという形で利用していく形態です。いろいろと使えそうです。

建築家方を交えてのトークセッションでした。ITアーキテクトを建築のアーキテクトのアナロジーで語るのは良くあることですが、実際の建築家の方の話はなかなか聞けないので面白かったです。実際、私が家を立てるときに建築家のひとに、少し話をしたのですが、建築家の中では、クリストファー・アレグザンダーってメインストリームな人ではないようですね。ソフトウェアエンジニアの方が良く知っていたりして。とはいえ、やはりアーキテクトとしての仕事はソフトウェア、建築、問わず共通の特徴があるようです。パターンの話の流れで、建築におけるポピュリズムの話になり、公共施設などの建築にはワークショップという、一般市民等を巻き込んだ公聴会が行なわれて、そこで出た意見を参考に設計されてゆく手法が紹介されていました。そのときに、その手法を利用しているアーキテクトは、ただ出てきた意見に流されて設計してはだめで、そのアーキテクトなりの持ってゆきたい方向へ誘導させることもあると言っていましたが、これって、AsIsからToBeへって話ですかね。設計は決断の連続であるが、迷ったときには大枠のコンセプトに合っているかで判断が重要だそうです。この流れででた、萩原さんの「技術の相対性」(例XMLの属性を利用するかelementを利用するかなどどちらでも選択可能なこと)があるので、どう決めたのかの説明責任が重要ということに納得。仕様書には決定の結果だけでなく過程を書かないとね。
アーキテクトの適正とは、抽象的なことを抽象的まま理解できる能力であるそうです。実際のコードを書いて理解しているようではまだまだですか?また、日ごろから世の中を多面的に捉えることができることが重要だそうです。「座るもの」を考えたときに、イスに座ること以外の目的(社長のイスなどの階級とか)などを考えられる能力だそうです。
最後にQ&Aで消極的になり質問できませんでした。残念です。建築家の大川さんはランドスケーピストとしての肩書きもあるようなので、保守、保全という観点とアーキテクトに関して聞いてみたかったですね。会場で、開始前に挙手によるアンケートでアーキテクトですかで挙手しませんでしたが、ランドスケーピストでは挙手したかったですね。