One Fact in One Place

DOAの世界での原則で、「1つの事実は1つの場所に」ってことなんですけど。データベースの世界の正規化などがそれにれにあたり、ERモデルなどで重要な考え方になっています。ただこの考え少し勘違いしていたようです。なんでも極端に正規化してデータの重複を避けるのだと思ってました。商品マスタと売上明細の関係での商品の単価などに良くあることですが、商品の単価は商品毎に決まっているけど、売上データには値引きが考慮されることがある等です。このとき、商品単価は、売上明細に値引きを考慮した金額になります。いままで、このようなときには、正規化崩しをするしかないよなと思っていました。ところが「One Fact in One Place」では、あくまで商品単価は一つの場所へ格納せよだと思っていました、「が」それは、大きな勘違いでした。標準単価が一つの「事実」であるとするならば、値引きも一つの「事実」だから、べつの場所へ格納するのは正しいことだったんですね。この「事実」という考え方からDB設計してゆくとすっきりと考えられるような気がしました。

楽々ERDレッスン
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posted with amazlet on 06.12.02
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