ペイ・フォワード

「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、なにをする?」そんな社会科の先生の問いかけに、中学1年のトレバーは、きわめてシンプルかつユニークなアイデアを思いつく。しかもそのアイデアは、勇気を出せば誰もがすぐ実行できる、簡単なこと。ところが母親をはじめ、大人たちはなかなかそれを行うことができない。しかしそのアイデアに、本当に世界を変えるかもしれない可能性が出てきた。
現代人の癒しを1つのテーマとする、ミミ・レダー監督のヒューマン映画。芸達者な名優たちの競演も見ものである。ラストで合唱されるジェーン・シベリーの「コーリング・オール・エンジェル」の美しい響きも印象的だ。(的田也寸志

結構、好意的に観ていたのに、あのラストは??? あれにしないと、「ペイ・フォワード」が伝説にならないから?いいじゃん、失敗でも、身近な少しにでも影響が与えられれば。前半は、このペイ・フォワードという、ある意味、単純でユートピア的な考え方を、まじめに、現実の難しさも押さえて表現しているだけに、もったいないような気がします。自分の考え方を少し変えれば、世の中ねずみ講的に良くなってゆく的な考え方は、基本的に惹かれる物なのですね。今のネットロングテールの世界では、この「ペイ・フォワード」の考え方が、こどもぢみた物ではなく、意外と有効な考え方であるようにも思えます。
ぜんぜん関係ないけど、ジョンボンジョビ、カッコいいじゃん、これじゃ、分かれられねーわけだ。
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