GPSとカーナビゲーションシステム

日本はカーナビの普及が世界でも類を見ないぐらい進んでいる国である。これは、最近知ったことですが、このカーナビ用のGPSはアメリカのGPS衛星を無償で利用させてもらっているということです。このGPSはカーナビだけではなく、船舶、航空機、測量システムなどに幅広く利用されています。このように、すでに社会的に重要な位置付けを占めてきているGPS衛星がアメリカの管理化に置かれているのは問題であると思いました。アメリカの中からも、防衛用の巨額の国費で作り上げたシステムが無償で利用されていることを問題視している人たちもいます。とりあえず、現在は無償で利用できることが約束されていますが、いつ課金されるかGPS利用機器メーカーはびくびくしているような状況だそうです。この衛星の日本での打ち上げは、不景気今の日本では不可能とされています。また、アメリカ自身も軍事的な意味合いもあって日本には打ち上げさせたくないようです。もっと、カーナビやGPS携帯などの普及は全世界でみるとけた違いに日本だけ普及しているようなので、アメリカ自身はGPS民間利用にはあまり興味もないのかも知れません。おそらくこのような話は、氷山の一角と思われます。日本は不景気とはいえ先進国の中まで全世界的にみれば裕福であると思っていても、本当の意味で自立した国なのでしょうか?私にはそうは思えないのです。今回の話しように欧米の影響力の中での現在の国際的な位置づけなのでしょう。これからもそれにすがり続けるのか、真の自立を目指すべきなのかよく考えて見るべきであると感じました。